町へ行こう！ の段 ーお買い物編 ４ー ページ24
なんやかんやありながらも、私は立花さんに小袖を見立ててもらった。
店「いやー！さすが立花さん！お嬢さん、いい布が手に入ったね！」
私「はい！立花さん。ありがとうございました！」
立「どういたしまして。失礼ですが、お名前をお聞きしても？これも何かの縁だと思いますので」
にこやかに微笑む立花さん。
美しすぎる・・・。
私「あ！名乗るのが遅れて申し訳ありません。Aと申します！」
立「Aさん。お名前も美しいですね。以後、お見知り置きを。」
そう言いながら、立花さんは膝をつき、私の手にちゅっと口付けた。
呆気に取られすぎて、私は固まっていた。
固まっている私をよそに、先ほどまで壁と化していた、高坂さんand尊奈門さんが復活した。
高「立花仙蔵！あなたは本当に油断ならないですね！」
立「おや。やっと口を聞きましたか。お久しぶりです。」
心なしか黒いオーラが見える立花さん。
と言うかお知り合いだったの？
高「オホン・・・。それはまぁさておき。小袖を見立てていただきありがとうございます。
では、私たちはこれで！」
知り合いの割には早く帰りたがる高坂さんand尊奈門さん。
尊「ささっ、Aさん。早く行きましょう。、」
そう言いながら尊奈門さんはぐいぐい背中を押している。
私「えっ！はい！・・・あっ、立花さん、今日はありがとうございます！」
立「また近々お会いできると思うので、その時はよろしくお願いします。」
そう言い、イケメンスマイルで手を振る立花さん。
カッコ良すぎる。
いやっ。一番はもちろん、まい・らぶ・組頭だけどね？
立花さんの美しさは反則だよね？
高坂さんと尊奈門さんにより、呉服屋から引き離されてしまった私。
高「Aさんは、何故こうも、様々な人を引き寄せるのだろうか。」
尊「さぁ・・・。組頭の苦労がわかった気がします。」
私「高坂さーん！尊奈門さーん！甘味処行きましょうよー！」
高「Aさん、すみません・・・。今日はもう城へ帰りましょう。」
心なしかげっそりした高坂さん。
尊「そっ・・・そうですね！Aさん！帰りましょう！」
笑顔が引きつっている尊奈門さん。
きっと日々の任務で疲れてしまったのだろう。
私「お二人とも、お疲れなんですね。早く帰りましょうか！」
私は２人の手を握り、まい・らぶ・組頭の待つタソガレドキ城へ歩き出した。
焼き餅！ の段 ー雑渡さん目線ー→←町へ行こう！ の段 ーお買い物編 ３ー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 128人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雑渡花(プロフ) - IZさん» IZさんコメントありがとうございます！亀更新ですが、ぜひこれからも読んでいただけると嬉しいです♪ (2021年8月12日 15時) (
レス) id: f89ab8bbea (このIDを非表示/違反報告)
IZ(プロフ) - とても素晴らしい作品で何度も読み返したくなりました！！これからも更新お待ちしております。 (2021年8月12日 10時) (レス) id: 8c8442ffaa (このIDを非表示/違反報告)
雑渡花(プロフ) - 舞美さん» コメントありがとうございます！中々更新できずすみません。尊いとか言って頂けると、すごく励みになります！ (2021年5月11日 17時) (レス) id: f89ab8bbea (このIDを非表示/違反報告)
舞美(プロフ) - 何度読み返しても尊いです。ありがとうございます。雑渡さんイケオジ… (2021年5月11日 17時) (レス) id: 762e6989c9 (このIDを非表示/違反報告)
雑渡花(プロフ) - あみんさん» 雑渡さん、これから色んな人にヤキモチ妬くので、どうぞ温かく見守ってくださいね！気長にお待ちください♪ (2021年1月3日 11時) (レス) id: 509f3dfa31 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雑渡花 | 作成日時：2020年12月19日 22時
