町へ行こう! の段 ーお買い物編 2ー ページ22
お花売りの女の子が2人をじっと見つめているが、
尊奈門さんも高坂さんも、不自然に顔を逸らしている。
私「尊奈門さん?高坂さん?ど・・・
き「あー!!!!タコヤキドキのっぶぶっ!!!」
いきなり叫ぶ女の子の口に高坂さんが饅頭を突っ込む。
私「ちょっと!高坂さん?!」
まさかの行動にびっくりの私を尊奈門さんが抱え、
お花売りの女の子を高坂さんが抱え走る。
訳もわからぬまま、私とお花売りの女の子は人気のない森で降された。
き「びっくりしたー。ところで、タコヤキドキ城の忍者の皆さん、こんにちはー!」
高「全く。忍術学園のきり丸。あんな人の多いところで忍者だと言うつもりだったのか?
それに、タコヤキドキではない。タソガレドキだ。」
毎回恒例のやりとりのような流れについていけない私。
尊「Aさん、すみません。かくかくしかじかで。」
尊奈門さんの説明でやっと状況を理解する。
私「そう言う訳だったんですね。もうてっきり人さらいかと思いましたよー。」
ほっと胸を撫で下ろしていると、視線に気づく。
お花売りの女の子、もとい、忍術学園の良い子がじっと見つめていた。
私「こんにちは。Aです。今は雑渡さんにお世話になってます。」
き「こんにちは〜。忍術学園1年は組きり丸です!
・・・ところで、Aさんは雑渡さんの奥さん???」
首を傾げながら、顎に人差し指を当てるきり丸くん。
可愛すぎるし、雑渡さんの奥さんと思われているのが尊すぎて死にそう←
尊「詳しいことは言えないが、今度、私と組頭、Aさんで忍術学園にお邪魔する。
その時はよろしく。土井半助にも伝えておいてくれ。」
き「えぇ?!忍術学園に?Aさん!俺たちの教室に来てくださいね!」
きり丸くんは目をキラキラさせながら私の手を掴んだ。
可愛すぎる。
私はきり丸くんをギュッと抱きしめた。
き「それから、お花どうぞ」
きり丸くんは、籠いっぱいに入っていたお花を全部差し出してくれた。
私「え、いいの?こんなにいっぱい」
き「はい!今日はもう引き上げようと思ってたんで。
・・・それに、綺麗な人にもらわれた方が花も嬉しいと思います」
恥ずかしそうにしているきり丸くんも可愛すぎる。
私「ありがとう!忍術学園に行ったらよろしくね!」
き「はい!お待ちしてます!」
高・尊「気をつけてね」
元気に手を振りながらきり丸くんは帰って行った。
高「さて、町に戻るか。」
町へ行こう! の段 ーお買い物編 3ー→←町へ行こう の段! ーお買い物編 1ー
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雑渡花(プロフ) - IZさん» IZさんコメントありがとうございます!亀更新ですが、ぜひこれからも読んでいただけると嬉しいです♪ (2021年8月12日 15時) (レス) id: f89ab8bbea (このIDを非表示/違反報告)
IZ(プロフ) - とても素晴らしい作品で何度も読み返したくなりました!!これからも更新お待ちしております。 (2021年8月12日 10時) (レス) id: 8c8442ffaa (このIDを非表示/違反報告)
雑渡花(プロフ) - 舞美さん» コメントありがとうございます!中々更新できずすみません。尊いとか言って頂けると、すごく励みになります! (2021年5月11日 17時) (レス) id: f89ab8bbea (このIDを非表示/違反報告)
舞美(プロフ) - 何度読み返しても尊いです。ありがとうございます。雑渡さんイケオジ… (2021年5月11日 17時) (レス) id: 762e6989c9 (このIDを非表示/違反報告)
雑渡花(プロフ) - あみんさん» 雑渡さん、これから色んな人にヤキモチ妬くので、どうぞ温かく見守ってくださいね!気長にお待ちください♪ (2021年1月3日 11時) (レス) id: 509f3dfa31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雑渡花 | 作成日時:2020年12月19日 22時