町へ行こう の段! ーお買い物編 1ー ページ21
タソガレ忍者城を後にし、私と尊奈門さん、高坂さんは町へ到着した。
尊「Aさん!見てください!あちらに甘味処が!」
高「尊奈門、これじゃどっちが付き添いかわからんな。」
はしゃぐ尊奈門さんに呆れたように言いながらも、高坂さんは笑っていた。
私「尊奈門さん楽しそう。」
高「Aさん、すみません。・・・しかし、大目に見てやってくれませんか。
尊奈門は、まだ若いのに、忍者修行ばかりで普通の若者が送る生活を知らないんです。」
高坂さんは、まるで父親のように尊奈門さんを見つめて言った。
私「そんなこと言ったら、高坂さんだってそうじゃないですか!私ちゃんとお二人について行きますから、
今日は高坂さんも一緒に楽しみましょう!」
私は思わず高坂さんの手を掴み、力強く叫んでしまった。
高坂さん、びっくりして目が点じゃん!
目が点だった高坂さんは、いきなりふっと微笑んだ。
高「ありがとうございます。楽しみましょうね。」
高坂さんのイケメンスマイルを間近に見た私はもう少しで失神でした←
私「はぐれないように、手繋ぎましょう!」
高坂さんの返事を聞く前に、手を掴み取り、はしゃいで先をいく尊奈門さんを追いかけた。
私「尊奈門さん!ほら、手出してください。はぐれちゃいますよ!」
尊「えぇ!?Aさん?手って・・・えぇぇ!?」
手を繋ぐのに抵抗があるのか、叫びまくっている尊奈門さんをよそに、手を繋ぎ歩き出す。
右に尊奈門さん、左に高坂さん。
まさに両手に花であった。
高「Aさん、あちらの小物屋を見てみましょう」
そう言いながら、高坂さんが指差した小物屋に目を向ける。
そこには、可愛らしい手拭いやかんざし、紅が置いてあった。
尊「Aさん、手拭い持ってなかったですよね。これなんかどうですか?」
高「いや、こちらの方がAさんには合うだろう。」
尊奈門さんも高坂さんも顔に似合わない可愛らしい手拭いを両手に持ち、
あれでもない、これでもないと議論している。
最終的に、二人とも自分が選んだ手拭いを一枚ずつ私に買ってくれた。
小物屋を出ると、可愛い女の子がお花を売っていた。
き「いらっしゃいませぇ〜。お花はいかがでしょうかぁ〜」
私「お花買って行きましょうか」
忍者城に飾るべく、お花を買おうと女の子に近づいた。
私「お花1束くださいな。」
き「毎度ありー!・・・んんっ?」
女の子は、尊奈門さんと高坂さんをじっと見つめている。
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雑渡花(プロフ) - IZさん» IZさんコメントありがとうございます!亀更新ですが、ぜひこれからも読んでいただけると嬉しいです♪ (2021年8月12日 15時) (レス) id: f89ab8bbea (このIDを非表示/違反報告)
IZ(プロフ) - とても素晴らしい作品で何度も読み返したくなりました!!これからも更新お待ちしております。 (2021年8月12日 10時) (レス) id: 8c8442ffaa (このIDを非表示/違反報告)
雑渡花(プロフ) - 舞美さん» コメントありがとうございます!中々更新できずすみません。尊いとか言って頂けると、すごく励みになります! (2021年5月11日 17時) (レス) id: f89ab8bbea (このIDを非表示/違反報告)
舞美(プロフ) - 何度読み返しても尊いです。ありがとうございます。雑渡さんイケオジ… (2021年5月11日 17時) (レス) id: 762e6989c9 (このIDを非表示/違反報告)
雑渡花(プロフ) - あみんさん» 雑渡さん、これから色んな人にヤキモチ妬くので、どうぞ温かく見守ってくださいね!気長にお待ちください♪ (2021年1月3日 11時) (レス) id: 509f3dfa31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雑渡花 | 作成日時:2020年12月19日 22時