お世話になりますの段 ページ2
森の中で出会ったまい・らぶ・組頭に怪しまれぬよう、
ここにきた経緯を一生懸命話し、何とか、納得してもらうことに成功した。
雑渡「・・・つまり、きみは未来からやって来た。というわけだね。」
私「はい、そのようです。(正座)」
雑渡「私は忍だから、迷信とか信じないけど、きみの服や持ち物を見ると信じざるを得ないよね。」
私「信じていただき、ありがとうございますぅぅぅ泣。曲者でも何でもないんですうううう。」
私は信じてもらえた安心感と、推しが目の前にいる嬉しさから、雑渡さんに泣いてすがりついた。
雑渡「ちょっと、鼻水つけるのやめて。」
雑渡さんとこんなやり取りができることに喜びを感じつつ、
ちょっと怯えた目で私を見る雑渡さんのために、縋り付くのをやめた。
私「ところで。すごぉくお願いがあるんですが・・・」
ちょっと目をパチパチさせて可愛く雑渡さんに言ってみる。
雑渡「何。嫌な予感しかしないんだけど」
私「私をあなたのお宅に住まわせていただけないでしょうか!掃除・洗濯・肩叩き!何でもやりますっ!」
ビシッと頭を下げ、見事な土下座を決めた。
雑渡「・・・はぁ。仕方がないね。いいだろう。ただし、変なことはしないでくれよ。」
渋々ではあるが、雑渡さんから同居の許可がおりた。
私「えっ!ありがとうございますっ!こんなに怪しいやつを拾ってくれてっ!精一杯働きます!」
雑渡「・・・まぁ、ここで野放しは可哀想だからね。」
推しと住むことが決定し、私は歓喜した。
雑渡「さぁ、行くよ。・・・そういえば、まだ名乗っていなかったね。私は雑渡昆奈門だ。」
知っています!と言いたかったが、そんなことは言えない。
私「雑渡昆奈門さんですね。これからお世話になります。」
こうして私とまい・らぶ。組頭との日々が始まった。
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雑渡花(プロフ) - IZさん» IZさんコメントありがとうございます!亀更新ですが、ぜひこれからも読んでいただけると嬉しいです♪ (2021年8月12日 15時) (レス) id: f89ab8bbea (このIDを非表示/違反報告)
IZ(プロフ) - とても素晴らしい作品で何度も読み返したくなりました!!これからも更新お待ちしております。 (2021年8月12日 10時) (レス) id: 8c8442ffaa (このIDを非表示/違反報告)
雑渡花(プロフ) - 舞美さん» コメントありがとうございます!中々更新できずすみません。尊いとか言って頂けると、すごく励みになります! (2021年5月11日 17時) (レス) id: f89ab8bbea (このIDを非表示/違反報告)
舞美(プロフ) - 何度読み返しても尊いです。ありがとうございます。雑渡さんイケオジ… (2021年5月11日 17時) (レス) id: 762e6989c9 (このIDを非表示/違反報告)
雑渡花(プロフ) - あみんさん» 雑渡さん、これから色んな人にヤキモチ妬くので、どうぞ温かく見守ってくださいね!気長にお待ちください♪ (2021年1月3日 11時) (レス) id: 509f3dfa31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雑渡花 | 作成日時:2020年12月19日 22時