【d！】○○デレ短編集！【合作】

7、zm×ヤンデレ(狸桜) ページ7

好きだなんて、思ってなければ

「ゾムのことが好きや！やから、付き合って欲しい！」

想いを伝えなければ

zm「ほんま！？俺も好きや！
やけど、俺少し束縛が激しいんよ……。それでもええん？」

「もちろん！無さすぎるよりも全然いいよ！
愛されてるって感じやん？」

zm「よかったわ。」

あんなことを言わなければ

こんなことには、ならなかったのだろうか。

ﾋﾟﾛﾝｯ

「ん？」

《新しいメッセージが3482件来ています》

あぁ、まただ。

そんな事を考えながら機内モードにしてL○NEを開く。(機内モードにすると既読がつかない)

ゾム愛しとるで
ゾム俺の愛が伝わってないんか?
ゾムせっかく邪魔なモノ消してきたのに。
ゾム待っててや?
ゾムすぐ迎えに行くかんな

そんな言葉が延々と続いている。

『邪魔なモノ消してきたのに。』
っていうことは、また、私のせいで誰か死んでしまったのだろうか。

よく仲良くしていた男友達がみんな死んだ。

たまたまだと思っていたのに、見てしまった。

アイツの首を絞めているところを。

『なにしてるの？』なんて、わかりきったことを聞いたら、『邪魔な蝿を消してたんや。』って笑顔で言われた。
その時今まで大好きだったはずのゾムの笑顔がとても恐ろしいものに見えた。

このままでは危ないと思い、色々なところを転々として、ゾムから逃げている。

ﾋﾟﾛﾝｯ

「ん？」

画面に映った文字を見て、私は恐怖に震えた。

ゾム見つけたで。愛しのA

「そんなの、はったりに決まって……」

そのとき後ろで音がした。

ｼﾞｬﾘ

zm「みつけたで。なぁ、どうして逃げるようなことしたんや？」

「そ、んな…。」

そこには、大好き"だった"笑顔のゾムが居た。

zm「さ、帰ろうや。ちゃんと鳥籠を作ったんやから。絶対Aに似合うで。」

「いや、や。」

私がそう言った瞬間、ゾムの顔が曇った。

zm「なんでなん？なぁ、俺が作った籠の中で、俺だけを見て、俺の声だけを聞いて、その表情を俺だけに見せてや、そのいとおしい声もすべて俺だけのモノや。素敵やろ？なぁ、ズット一緒なんやろ？なのに…どうしてなんや！！」

次の瞬間、ゾムが不適に笑った。

zm「そうや。無理矢理連れてけばいいやん。」

え？

ﾋﾞﾘｯ

体に電気が走り、意識を手放してしまった。
次目が覚めたところは

zm「おはようさん、A」

シアワセになれる彼の鳥籠の中だった。

8、sha×死ンデレ(ノロいぬ。)→←6、ut×デレデレ(紫鬼)

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