【d！】○○デレ短編集！【合作】

tn×ツンデレ（かな） ページ20

『はぁ...疲れた...』


この頃大きな戦争があって私達の国の我々国は大きな勝利を収めた。

私は指揮官なのでずっと眠れておらず更に総統秘書として書類の山を片付けなくてはいけない。

彼氏であるトントンには、「ずっと寝れてへんのやったら寝とき。...心配してる訳とちゃうけどな」と謎に1時間前に部屋に入ってココアを持ってこられたけれど今はそれどころではない。

それにトントンだって忙しいんだから私が負担を減らさないと。

そう思っているとノックと同時にトントンが入ってくる。


tn「...何徹目？」

『昨日寝たから実質1徹目！』

tn「何時間？」

『30分！』


デコピンされた...解せぬ。


tn「人の事散々寝ろ！寝ろ！って言っておいてAは何で寝てへんねん！？昨日俺が8時間睡眠取らされてる間に何でAも寝ないん？」

『だって...トントンの負担を減らしたかったんだもん...。もしかして心配してくれてるの？』


私がそうニヤリと笑うと図星だったようで顔を赤くする。

かわいい。


tn「倒れられたらもっと色々な迷惑かけんで？皆心配するし...それに...」


ゴニョゴニョと何かを言おうとする。

私がどうしたのか聞く前に急にトントンに抱きしめられる。


tn「僕が不安になるからもうやめて...。Aが寝ないんやったら僕も寝えへん」

『それは困るなぁ...』


書類をする手を止めてベッドにダイブする。

トントンは本当に私が寝るのか監視すると言って聞かないしもう抱きつかれたままでいいや。と私の疲れ切った脳は言っている。


トントンはいつもはツンツンしているけれど素直になったらとことん素直なようで。

いつもは、別にお前の為ちゃうし。とか、面倒臭いんやけど。とか悪態つかれるけれど...。


tn「いつもは素直になれんけれどホンマに大事やし好きやから。ちゃんと自分を大事にするんやで？」

『はーい』


素直になったトントンから言われたら言う事を聞かなくちゃいけなくなるなぁ。

そうフニャッと笑って私は意識を落とした。

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