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ただ、忙しいのは自分がちゃんとやりたくて手を抜かずにやっているだけ。つまり自己満足なのだ。

上司に無理やり仕事を押し付けられたわけじゃ無い。


だからこそ、神ちゃんには申し訳ない気持ちでいっぱいで。







「俺がもっと要領よく仕事できれば、神ちゃんに寂しい思いさせずに済むはずやねん…ごめんな、」


前に一度神ちゃんと電話ができた時にそう謝った事があった。



ただその時の神ちゃんは、

「何言ってるん!?頑張り屋なしげが俺の自慢やねんから、そんな事言わんでええねん!!大変な仕事に真正面からぶつかっていくしげかっこええよ?」

と言ってくれたのだ。


辛くなるたびにその言葉を思い出して、なんとかここまでやってきた。




今週、今週さえ乗り切れば、


今が正念場、負けてたまるか。と気合を入れ直す。








通勤電車でスマホを見ると神ちゃんからのLINE。


"おはよう!昨日も夜遅くまでお疲れ様。
あんまり無理せんといてな?って言ってもしげのことやから頑張るんやろうけど。
シゲが倒れたら泣く恋人がおるっていうのだけは心に留めて今週なんとか乗り切ってな!

土曜日会えるん楽しみに俺も仕事頑張ります!
いってらっしゃい!いってきます!"



心に栄養が行き渡る。
神ちゃんがいてくれるからこそ、こうやって仕事も頑張れるのだ。
 
 
 
 
 

3→←君がいてくれるから



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作者名:なーー | 作成日時:2023年1月8日 1時

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