百九十一話 ページ9
新八side
「神楽ちゃん、向こう行ったよ！」
「ウォォォォォォ！待つネ、ミケッ！」
こんなに暖かくほのぼのとしている日に、僕達は殺気を飛ばしながら江戸の街を駆けていた。
元はと言えば依頼のためだ。
お金持ちのところの三毛猫＿＿＿ミケが帰ってこないから探して欲しいとのこた。
しかし、“三毛猫”というのは猫探しの中で難易度がMAXとなっている。
三毛猫というと簡単に見つかると思うかもしれないが、逆である。簡単に見つかりすぎるのだ。つまりめちゃくちゃ数が多いい。
しかも識別がかなり難しいのだ。
やっと捕まえたと思っても微妙に違うのを捕まえた時のイラッと感はとてつもない。
朝から永遠とこの作業を続けてるためと
この依頼を聞くなり僕達に押し付けてパチンコやらに繰り出したと思われる、あの万年糖尿病のせいで僕達のイライラ度は限界値に近くなっていた。
そのせいで注意力散漫になっていたのかもしれない。
「よーし、大人しくするネ！」
「神楽ちゃんッ、危ない！」
神楽ちゃんが血走った目で車道へ飛び出してしまった。
と思うと、すごい速さで僕の横を人が駆け抜けていく。
「嬢ちゃん、そこをどけッ！」
「へ？」
車を運転している人から怒声が飛ぶ。
あぁ、轢かれる＿＿＿。
「神楽ちゃんッ！！」
思わず叫んでしまった。
が、その後ぶつかったような音は耳に響かず代わりに
「しっかりしやがれ！」
という怒声が耳にこだました。
慌てて車道の向こう側を見ると
神楽ちゃんは青い髪の人に抱かれていた。
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大和もなか(プロフ) - REMIさん» 更新の間隔が遅めとなってしまってすみません。そろそろ勉強に本腰を入れないと…、という状況なので今後更に遅くなってしまうと思われます、ごめんなさい。 (2016年11月15日 7時) (
レス) id: a4335a8203 (このIDを非表示/違反報告)
大和もなか(プロフ) - 白猫さん» 有難うございます、途中不安になりながら書いている時もあるのでわかりやすいと言って頂けると嬉しいです！これからも頑張っていけたら、と思います！ (2016年11月15日 7時) (レス) id: a4335a8203 (このIDを非表示/違反報告)
REMI - 面白い！早く続きがみたい！ チラッ (2016年11月13日 23時) (レス) id: 52dbecf78a (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 凄く面白くて一気読みしました！顔文字とか///とか使ってないのにわかりやすくてでも、くどくどした説明でもなく分かりりやすくて読みやすかったです！これからどんな展開になるのか予想もつかなくて更新がすごく楽しみです！頑張ってくださいね！！ (2016年11月7日 8時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
大和もなか(プロフ) - 微々華さん» ありがとうございます！更新スピードがこれから先またゆっくりになってしまうと思われますが、もし良ければお付き合い下さいませ…！ (2016年10月4日 6時) (レス) id: 72ac6e219f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大和もなか | 作成日時：2016年8月24日 0時
