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四話 ページ6

あれから、何年かの月日が過ぎた。

最初のうちは慣れなかったものの、今では何もかも男とかわりない。

けれど、母上だけはまだ俺を女の子扱いをする。

男になるためにはと、勝手に髪を切ったら「髪は女の命なんだから!」と怒られてしまった。

「母上しかし…俺はもう男です。」

「男になれと言ったのは確かに私達よ。だけど髪は切ったらダメ。Aは女の子よ。それを忘れない様に髪は綺麗に伸ばしていなさい。」


何度も繰り返して言ってきたので俺は渋々了解した。


「それと、今日はあなたに代々我が家に伝わる秘技を教えるわね。」

「本当ですか、母上!」

「えぇ、着いてきてね」

そう言って母上は裏庭に出た。


…なんだかんだ言っても母上も認めてくれているんだ!
そう思うと嬉しくて仕方がなかった。

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作者名:大和もなか | 作成日時:2014年11月5日 23時

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