【銀魂】青藍の男装少女 (ページ42)

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三十九話ページ42

その後なんとか高杉君に手加減したんじゃないとわかってもらおうと声をかけようとしたが、ことごとくかわされた。

そして、声をかけられないままみんな帰ってしまい、もう夕飯も食べてしまった。

坂田君もお風呂にはいってしまったから、縁側に座ってぼんやりとしていた。

後ろから足音が聞こえたので振り返ると先生がいた。

俺は先生に聞いてみる。

「先生…。どうして俺は高杉君を打てなかったのでしょう。」

しかし、先生の答えは不思議なもの。庭を指差していう。

「あそこに咲いている花。知っていますか？」

「チューリップですか？」

「当たりです。」

そう言ってニコッと笑う。

「あの、先生？」

「あれは私が銀時とこの前植えたんですよ。綺麗に咲いてよかったです。」

「はぁ。」

「貴方がさっき彼にしていたのは、あのチューリップを毎日山のように渡しているのと同じようなものだからでしょうかね？」

「というのは？」

「答えは自分で探すものです。ヒントはあげましたから。」

頑張ってください、そういうと先生は歩いて行ってしまった。