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二十八話 ページ30

「テメェそれ本気で言ってんのか…?」


高杉は答えた


「…あァ」


俺は思わず高杉の胸ぐらを掴んで言った。


「ふざけんなよ。俺は放火なんかしてねェし、したくもねェよ。高杉君、キミに解るか?わけのわかんねェことばっかりで頭がグチャグチャになっている俺の気持ちが。あの日あの時俺が何を思って1人で逃げたか…。」





ふと、我にかえると頬が濡れていると気づく。






みんな俺を見て固まっている。


しまった、という気持ちだけが俺の心に駆け抜ける。


気まずさから誰も喋らないでいると、ふと吉田さんが言う。


「…皆さんは昼ご飯を運んでいて下さい。出来るだけ温かいうちに食べた方が良いでしょう?




銀魂も続ける


「ほら高杉、ヅラ!早く運んで食べようぜ。」



そう言うと、2人を力づくで台所の外に出した。


…少し坂田君に感謝だ。


台所には、俺と吉田さんの2人となった。

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作者名:大和もなか | 作成日時:2014年11月5日 23時

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