《銀魂》鬼神と化す、姫 (ページ27)

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一人だと色々考えるよねページ27

――気が付けば朝だった。

桂は…攘夷活動中らしい。

泣いてたおなごを置いていくのかあやつは…！！

って、泣いてたこと覚えてないか…
って、本当に覚えてないのか！？

……ま、いっか。

黒い雲がかかってる。今にも雨が降りそうだ。

今頃、皆私を探してるだろうな。

銀ちゃんには悪いことしたな…。
置き手紙しか残してない……。

鬼兵隊も、もしかしたは探してるかもなぁ…。
もしかしたら、死亡者リストに入るかも…。

睦さん…優しかったなぁ…。
辰馬は、相変わらずバカだったなぁ。

何処から謝罪に行こうかな…。

銀ちゃん達には怒られるし、

真選組の皆からも絶対怒られるし、

晋助と神威達には監禁されそうだし、

睦さんは船の中だし、辰馬は海の中だし、

桂は………いいや、うん←

けど、本当に……皆、心配してるかな…？
探してくれてるのかな……。

本当は、もしかしたら、
私のこと、どうでも良いのかもしれない。

誰も心配してないかもしれない。

誰も探してないかもしれない。

誰も……心から私を。

『…んな訳ねぇよな！！うん！！！
真撰組の皆いるし！？
メッチャ迷惑かけたけどさ！！
み、皆凄く優しかったし！
全部嘘だったとか、絶対無いもん！！
そうじゃないと辛すぎでしょねぇ！！！！』←

もし、これまでの優しさが温もりが
全て、嘘だったとしても
まだ、皆と一緒にいたい。

それと反するように、
早く離れないといけない。
そう何故か強く思うのであった。