怯えた姫とイレブン～君と歩む未来の扉～ (ページ10)

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第8話ページ10

翌朝

コンコン

あ「どうぞ」

メイド「失礼します。おはようございます、お嬢様。」

あ「おはよう、雅。」

メイド「お嬢様、本日より雷門中学に通って頂きますので、こちらの制服へ着替えてください。」

あ「わかったわ。」

～朝食後～

あ「湊、学校へ行くわ。車を出して頂戴！」

湊「かしこまりました。」

～数分後～

湊「お嬢様、車のご用意が出来ました。」

あ「えぇ、ありがとう」

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in.車の中

あ「ねぇ、湊」

湊「なんでしょうか？」

あ「雷門中学…大丈夫よね？あの人達なら、世宇子中学の人達にも、勝てるわよね…？」

湊「さあ？どうでしょうか。どちらにしても、お嬢様があの方々を信じてあげなくてどうするのですか？」

あ「…そうね。ごめんなさい、変なことを聞いてしまって」

湊「いえ、お嬢様がご不安になられるお気持ちももよくわかりますよ。」

あ「…そう。」

湊「さあ、お嬢様、雷門中学へつきました。お気をつけていってらっしゃいませ。」

あ「え、えぇ。いってくるわ。」

夏未「あらAさん、おはよう。そうそう、執事さんもどうぞ。案内します。」

あ「本当！？夏未さん、ありがとう。」

湊「すみません、駐車場はどちらに？」

夏未「駐車場なら、角を右に曲がってすぐのところにあるわ。」

湊「かしこまりました。少々お待ちください。」

あ「わかったわ。」

夏未「Aさん、ようこそ。雷門中学校へ(ニコッ」

あ「ありがとう。」

湊「お待たせ致しました。」

夏未「それでは、案内させて頂くわ。」

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in.雷門中学校・校舎

夏未「ここが下駄箱です。ここで靴を履きかえてね。執事さんもあの黒い下駄箱で履きかえて。」

あ「分かったわ」

湊「承知致しました。」

夏未「ここの角を曲がってすぐのところに、職員室があるわ。そして、職員室を通りすぎたところの階段を登ったところにあるのが理事長室…普段私は、この理事長室にいるわ。」

あ「わかったわ。」

夏未「バトラー、担任の先生を呼んで頂戴」

バトラー「承知致しました。」

バトラーが理事長室を後にした。

夏未「今から、バトラーがAさんの担任を呼んでくるわ。Aは、私と同じクラスよ。」

あ「ねぇ、夏未さん、どうして私の制服のスカートとリボンは、薄いピンク色なのかしら？」

夏未「Aさんに、生徒会・副会長をして頂きたいの。いいかしら？」