涙の理由 ページ20
『お父さん……お母さん……』
自分の背中に乗るAからふとか細い声が聞こえ目を向ける
Aが涙を流し泣いていた
ギョッとしてつい止まりそうになった
加「止まるな！Aは気を失うと過去を思い出し悪夢を見る」
狗巻先輩が動きを止めては加茂さんが攻撃するの繰り返しだった
Aを背負ったまま破片を避けて外を目指す
片手でAの涙を拭った
加「両親が行方不明になっているそうだ。その夢だろう」
棘「いくら！」
両親が行方不明＿＿＿＿＿＿＿
Aが強く俺の制服を握っていた
こいつだけは守らないと、そう強く思った
だがしかし今のペースだといつこちらが終わるか分からない
まだ外までだいぶある
伏「ッ……！！」
木の幹が迫ってきてやられる、そう確信した時
『砕けろ！』
起きたAが目を見開く
途端木の幹はバラバラと砕けてその場に落ちる
加｢A！！｣
俺の背中から降りたAに加茂さんが駆け寄る
目からは血が流れ充血している
足取りもおぼつかない
『大丈夫です、これくらい。なんてことありません』
力なく微笑むAに呪霊は構うことなく幹で攻撃する
俺が、あいつを守らねぇと
A近くの幹を刀で切り抱きかかえて避ける
もう目を開けれないとAが呟いた
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める(プロフ) - ハイキュー!!さん» コメントありがとうございます〜！更新頑張ります！ (2021年2月24日 1時) (
レス) id: 9aa3d5b17c (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!! - 更新楽しみです☆待ってま〜す☆ (2021年2月24日 0時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：める | 作成日時：2021年2月23日 2時
