加茂さんの手 ページ16
タタタッと塀を走る棘くん
私を抱きかかえてるのに身軽だなぁなんて感心をしていると先程逃げた加茂さんと伏黒さんがいた
無事逃げれてたんだな、そう思いほっとする
棘くんもしゃけしゃけと言いながら一安心と言っていた
『棘くん、2人のところまで行こう！』
棘「ツナツナ！」
棘くんがひょいと塀から飛び降りる
私がもう歩けると言うのを無視して棘くんは最後まで私を連れていってくれた
『加茂さん！と伏黒さん、無事で何よりです』
加「A！！目から血が…………もしかして呪眼を使ったのかい？」
『ええ！聞いてください！大技を2回連続で使えたんですよ！！』
棘「すじこ！」
『だよね〜！！自分でもあんなに使いこなせるなんて思ってなかった！』
そんな呑気に話していると加茂さんが私の腕を引いた
『ヒエッ………』
顔のスレスレのところを木の幹が追ってきていたのだ
加「逃げるぞ！！」
加茂さんは私の腕を引いたまま走り出した
私は足がめちゃくちゃ遅い上に体力がないのである
それを知っててか私の腕を引き逃げる加茂さん
棘くんは後ろからしっかり着いてきているし伏黒さんは前を走っていて足の速さはやっぱり重要なのか、と1人で落ち込んでしまった
それはそうとして初めて加茂さんの手を触った気がする
そういう変な意味ではなくて頭を撫でてくれる時はあるがこうして直で触れるのは初めてだった
ゴツゴツしてて大きいんだと少し照れてしまった
『ありがとうございます、』
加「気にすることないよ」
やっぱり加茂さんは私の憧れの人だ、これが人を救う、呪いを祓う手なのだと思って改めて尊敬した
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める(プロフ) - ハイキュー!!さん» コメントありがとうございます〜！更新頑張ります！ (2021年2月24日 1時) (
レス) id: 9aa3d5b17c (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!! - 更新楽しみです☆待ってま〜す☆ (2021年2月24日 0時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：める | 作成日時：2021年2月23日 2時
