導きの教会にて ページ2
イレブンSide
カミュ「…起きたかイレブン。」
目を覚ますと、見慣れない清潔感のある部屋、そして昨日脱獄を共にしたカミュがいた。
イレブン「カミュ。あれ…僕ら確か崖から飛び降りて…」
そう、僕らは昨日崖から飛び降りたのだ。カミュの「勇者の奇跡を信じるぜ」という言葉を鮮明に覚えている。
カミュ「さすが勇者様、奇跡が起きたみたいだな。お互い無傷だったがお前が目を覚まさないもんで近くにあったこの教会に運んできたんだ。」
イレブン「…ありがとうカミュ。
これから、僕達どうするの?」
カミュ「そうだな、デルカダール神殿へ向かおうぜ。あそこに、俺の探しているレッドオーブがあるらしいんだ」
お前丸1日目覚まさなかったから俺一人でデルカダールに出向いて情報仕入れてきたんだよ。お前の故郷のイシの村?もそっち方面らしいし、ちょうど良くないか?とカミュは言った。
イレブン「迷惑かけたかな、ごめんね。行こうか、デルカダール神殿」
カミュ「おうよ」
シスター「あらまあ、もう行かれるのね」
階段を降りると、シスターに声をかけられた。
カミュ「泊めてくれてありがとなシスター。」
シスター「いいえ、困っている人々を助けろという神のお告げです。お礼を言われるようなことはしていませんよ。
そうそう、デルカダールの方で脱獄犯が二人出たらしいですから気をつけてお行きなさいね。」
カミュ「忠告どうも、気をつけるぜ…」
それ僕達なんだけどね…
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作者名:( ˙-˙ ) | 作成日時:2018年1月14日 22時