【46】送迎会 ページ19
声を掛けても
一向に歩みを止めることがない、銀さん。
されるがままに、
脚を踏み出す。
そして、
連れてこられたのは_______
_________吉原…
提灯の灯りが、
点々と
ゆらゆらと蠢いている。
店の中からは
騒ぐ女と
男の声が
渦巻く。
A「あの…銀、さん…。
銀さん…!!聞いてますか!?」
耳元で大声を出し、
手を思いきり振り払うと
銀さんはようやく気付いたようで
目を丸くしていた。
銀時「何だよ、A」
悲しい声で、答える。
A「どうして吉原なんかに来たんですか。
ここで何をしろと?」
ザワザワと行き交う
人の波に逆らいながら
銀さんの袖口を掴んで、俯いた。
銀時「……決まってるさァ」
私の肩を掴み、
人混みの、ある一点を指差して。
矛盾した
声と
表情と……
すべてを出して______
銀時「幸せに…
なってこいよな…_______」
続くもう一区切りの言葉を囁き、
私を空中へ放り投げた。
A「わぁ!?…ぇ、まっ……
神威さぁぁぁん!!」
いつの間にか、
声に出していた…
愛する人の、名____
どうせ来ないと思っていても、
信じて
目をつむった…
「…ふぅ……間一髪、ってトコロかナ?」
その声が聞こえたのは
私の身体が温かくなった時だった……
*
゚
*
゚
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
57人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーたん - めっちゃ良かった( v^-゜)♪ (2017年10月26日 21時) (レス) id: 17491d2162 (このIDを非表示/違反報告)
桜姫(プロフ) - すごいっす。いや、マジで。 (2013年2月12日 4時) (レス) id: 523a3b31e8 (このIDを非表示/違反報告)
桜姫(プロフ) - 面白かったです。つづき、めっさ気になります! (2013年2月11日 6時) (レス) id: 523a3b31e8 (このIDを非表示/違反報告)
mami - この話大好き☆(>∀<)/ (2013年1月31日 17時) (レス) id: 688eee4f44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:◇輝◇ | 作者ホームページ:
作成日時:2012年11月30日 23時