4、「転校生」 ページ4
A-side
「三郷Aです！5歳くらいから海外で暮らしてました！」
おねがいします！と元気よく頭を下げる女の子。
女子なら絶対憧れるくらいサラサラの黒髪が
遅れてふわりと追いかけた。
弾けるような笑顔もすごく可愛い。
スタイルもいいし大人っぽい雰囲気もあるけど、
無邪気さが勝って「あどけない」って感じ。
席は私の後ろ。
近くに来るとますます美人さが際立つ。
三郷さんは私と目が合うとにっこり微笑んだ。
女の私ですらドキッとしてしまう。
「後ろの席だから、よろしくね！」
赤坂「うん…！私、赤坂理子よ。理子って呼んでね」
「ん！わかった」
にまって笑って小さく敬礼ポーズ。
早くも教室中の男子はメロメロだ。
「ところでさ、真ちゃん知ってる？」
赤坂「真ちゃん？」
「伊藤真司っていうバラン野郎」
赤坂「バラン野郎」
たしかに言われてみれば、バランね。うん。
赤坂「伊藤ちゃんなら知ってるわよ？」
「ほんとにー？！ね、ね、どうなの？」
赤坂「え？」
「あんなさ、ツッパリになっちゃってさ、
迷惑とかかけてない？いじめたりさぁ……」
まるで実の姉のように心配そうな顔をするAちゃん。
けれど、たしかにあんなナリだとしても
あの伊藤ちゃんが弱い者いじめなんかするわけがない。
なんだかおかしくて、思わず笑ってしまう。
赤坂「ふふ、伊藤ちゃんはとっても正義感強くて優しい人よ」
「ほ、ほんと…？！」
赤坂「うん。みんなに信頼されてるわ。
幼馴染とか？」
「そうそう、そうなの！
あーよかった。真ちゃん、私の弟みたいだからさ。
帰ってきてツッパリになってたからグレちゃったのかと…」
赤坂「あはは…」
「よかった」と胸を撫で下ろす。
おねえちゃん、というよりお母さんみたい。
しかし、休み時間に伊藤ちゃんたちが
遊びに来たのでそのことを伝えてみると
伊藤ちゃんは見たことないくらい不機嫌になって
「育てられた覚えはない」とハッキリ告げていた。
三橋「はじめまして。俺がここのNo.1の三橋です……」
「No.1なんだー！凄いですね！！
三郷Aです！！」
三橋「ちなみに
「落ち込むなって真ちゃん」
伊藤「落ち込んでねぇし」
赤坂「馴染むのが早いわAちゃん……」
.
騒がしい女の子楽しい(笑)
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しぅ。(プロフ) - なーなー@今日俺さん» なーなーさん(´；ω；｀)見に来てくださりありがとうございます！亀よりも遅い更新頻度ですが楽しんでもらえるようがんばります！ (2019年5月10日 9時) (
レス) id: bf467c2801 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺(プロフ) - やたーーーーー！！！！！！新作ダーーーー！！！待ってましたーーーー！！！！！叫び疲れましたーーーーー！！！！！ (2019年5月5日 20時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよこ - いえいえ！いつもお忙しい中、更新お疲れ様です(*^^*) 少しでもしうちゃんのお力になれたなら嬉しいです！これからもがんばってね！ (2019年5月3日 23時) (レス) id: 5f3b97153b (このIDを非表示/違反報告)
茶乃豆 あん子(プロフ) - 体に良さそう笑 (2019年5月3日 19時) (レス) id: a5cb8bdaa1 (このIDを非表示/違反報告)
しぅ。(プロフ) - 茶乃豆 あん子さん» おいしそうだよね（棒）笑笑 (2019年5月3日 19時) (レス) id: bf467c2801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぅ。 | 作成日時：2019年4月23日 17時
