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【第七十八話】 ページ31

変わり果てていく横浜。
Aの生まれ故郷であり、家族の住む愛してやまない母の里。

「なんで、僕、なんだ...?」

「決まってるだろ、お前が俺に歯向かったからだよ」


俺が、団長に歯向かったから.....。

「ああそうだ。俺はあの虎人に協力すると言われた時、素直に聞こうと思っていたのだ。

だがそこでお前が邪魔に入ったから、止むおえずあの人形を破壊したのだよ」


「あ.....あ...」

団長の言う事など勿論嘘だ、彼はどちらにせよあの人形を使うつもりでいたのだ。

だが今の精神の脆いAならこんな程度でも引っかかる筈だ、団長はそう思いわざとこんな嘘を付いた。


「僕が...こわした...」

「そう、お前が壊したのだ。お前が俺に逆らわなければ、こんなことにはならなかったんだぞ」

「...いやだ、...みたくない.....みたくない!」

「何を言ってるんだ、もう遅い。見ろ、この横浜を」

「い、いやだ...離せ!離せよ!
見せるな...見せるな!!離せ!」


団長から逃れようも肩を掴まれAは思うように動けなかった。
目を逸らそうとも、頭を窓に押さえ付けられ動けなかった。

愛する街横浜は燃えていく、壊れていく、崩れていく。









「ぼくのせいで.......」

「フッ...これで分かったか?」

そう告げられた瞬間、Aはある衝動に狩られた。


「た.......してくれ...」

「...?何だって?」

「頼む!殺.してくれ!!もう、もういやだ!今すぐ殺.してくれ!!」

「自らの罪から逃れるつもりか?」

「それでもいい!それでもいいから殺.してくれ!!」



Aはホーソーンとの会話を思い出していた、『人は死.んだら転生する』
ホーソーンの言うことに間違いはない、そう信じ切っていたAは死.んで生き返り罪から逃れようと思ったのだ。

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星月 菜兎(プロフ) - アメ子さん» お返事ありがとうございます!!楽しみにしています!!更新頑張ってください!! (2016年11月18日 23時) (レス) id: c1b876223e (このIDを非表示/違反報告)
アメ子(プロフ) - 星月 菜兎さん» 両方のエンドですね…(; ・`д・´)ゴクリ ではお話が終わり番外編が出来次第、片方のエンドを製作してみようと思います!リクエストありがとうございます!(≧∇≦) (2016年11月18日 7時) (レス) id: 664edc9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
星月 菜兎(プロフ) - コメント失礼します!!ハッピーエンドも見てみたいですがバッドエンドも見てみたいです!!ぜひお時間ありましたらどちらも書いてください!!わがまますみません!! (2016年11月17日 1時) (レス) id: c1b876223e (このIDを非表示/違反報告)
アメ子(プロフ) - ゆずかさん» 3周もリピートされているとは…!大好きだと言ってもらえて嬉しいです、これからと頑張ります!!ヽ(。・ω・。)ノ (2016年11月15日 21時) (レス) id: 664edc9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずか(プロフ) - 1ヶ月半ほど前から前作を読み始め、最近やっと追いつきました!これからどうなるんだろう、とワクワクしながら3周ほど読み直しています。何回読んでも飽きなくて面白くて大好きです! (2016年11月15日 20時) (レス) id: 6d28a617a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アメ子 | 作成日時:2016年9月16日 19時

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