病 弱 な お 姉 ち ゃ ん【神威】

茶番劇 ページ31

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こんな体験をしたことはありませんか？


ほら、例えば。花の手入れをしていて、その側に複数の雑草が生えていたなら、それを取り除く。

只々、簡単なこの作業。



ほら、よくある経験でしょう？



ただし、この思想で違う点は取り除くのは、“ 雑草 ”ではなくて、“ ヒト ”だという点。


いいえ、人というには余りにも可笑しいかも。

だって、“天人” なんだから。




『はあ……呆れました。暗殺部隊というから、期待したのに。』



足元に転がるゴミの山へと目線を下げる。
そこには先程、私が腕をちぎり、脚をもぎ取り、首を刎ねた天人の亡骸が拡がっていた。



__________
____


遡るほど数刻前



残り7匹___


さて、どう狩ろうかと思案した時だった



目の前でお仲間が3匹死んだことに衝撃を受けたのか、猫達は一度体勢を整えると路地裏の各地へと飛び散った。唯、1匹を置いて




『…あら、逃げるんですか？私の相手を貴方にさせて』


？「…彼等は逃げたわけではない。お前を殺す為の作戦にすぎない」


『そう。…面倒ねぇ(たかだが1匹に時間を割かなくてはいけないなんて)』



それなら先程、全員狩りとってしまえばよかった



？「…自己紹介が遅れたが、」


『はい？』


？「我々は、惑星ゴミラの長、ミャア様から依頼を受けた暗殺部隊。通称 ザク。そして、俺の名はアフロ。惑星ゴミラでは、ゴミラという怪物兵器を従え、各地の惑星を襲い自らの領地を増やし続けていた。だが、宇宙海賊春雨の第七師団にその領地を襲撃され、余つミャア様の弱愛する妹君、アミィシア様の心を奪い去った第七師団団長の “神威” という男！！マジで許さねエ！！ずっと好きだったのにィイ！！」



『……一つ言ってもいいですか？本当にどうでもいいのだけれど。』

『これってアレでしょう？かの有名なガンダ○とゴジ○のクロスオーバー的な惑星の話。ほら、シャ○とア○ロの因縁の対決とかシャ○の妹の姫とか。どこぞのSFと同じパクリよね。私的に云えば、ゴジ○ではなく惑星ジェネ○スの方がよかったのだけど。だってほら考えても見てください。あのシャ○がガンムでなくゴジ○に乗ってるのよ？絵面的に壊滅的ですよね？けれど、ジェネシスなら動物どうし和解できると思いません？』



「え、あの、え」



『でも私、正直言ってガンダ○あまり知らないんですよ。“眼蛇夢”の方なら知ってますけど…』



「(眼蛇夢って何！？そっちの方が知らねええよッ)」



『………』

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