病 弱 な お 姉 ち ゃ ん【神威】

私のお姉ちゃん side神楽 ページ12

久しぶりの登場ネ！みんな神楽だヨッ！



私の家族は、マミーにパピー、神威にお姉ちゃん



マミーは優しくてチョー美人


パピーは……臭クサヨ




神威は、…優しいけど、不器用な奴ネッ
よく喧嘩して帰って来て、マミーに心配かけまいと隠してるけど私にはバレバレヨ




お姉ちゃんは…



お姉ちゃんは…優しくて大好きヨ
この前も助けて貰ったアル


でも最近神威とギクシャクしてたから

助けに来てくれた時もギクシャクしてたアル


でもそれは神威だけで姉ちゃんは普通だったネ


なんでなの？


やっぱり大人の大砲ってやつアルか……！


⚠大砲じゃなくて対応だヨ


…
姉ちゃんのことあんまり知らないネ


知ってるのは何時も窓から空を眺めてるのと甘い物が好き、ってことだけ


だから姉ちゃんに色々聴いてみる事にしたネ！


_____
ー


「え？私の好きなこと？」



『うん！』



今私は姉ちゃんの布団にいるネ


「……さぁ」


『？ないアルか？』


「無いわけではないけど…強いていうなら一つだけあるわ。好きな事」


『なになにー？教えてヨッ！』


「ふふ……内緒」


『えーー』


「神楽は？」


『私は_____あ』


姉ちゃんのお腹に巻いてる包帯…


「ん？…あぁ、これね神威が巻いてくれたの。器用よね神威…」



『_____ぅよ』



「神楽…何か言った？」


『ううん』


「そう？」


『じゃあ、そろそろ行くヨ！寝てるんだヨー』



そう言ってサッと部屋から出て廊下を進む


…


『…ぅよ』


「違うよ…」


神威は器用なんかじゃないネ
彼奴は不器用だヨ…

姉ちゃんの前でだけそう振る舞ってるだけネ
…

私知ってるネ
マミーに心配かけまいと自分で包帯巻いてる姿
初めはグチャグチャだったけど、何回も練習して上手くなっていったこと

見てたからわかるんだヨ…

神威が頑張ってたこと

姉ちゃんが知らない神威のこと…


モヤッ


『んッ…モヤっとする…？なんで？？』


アレ？…!??なんで?？



それが 所謂 【嫉妬】というものであることをまだ小さかった神楽は知らない


_____
ーおまけ


sideA


神楽が出ていった後のお話




「……好きな事は何、か」



それは…神威と神楽を見ることかな


できれば、貴方達が長く細く生きることを_____願ってる


貴方達が長生きするために守るのが私の役目だもの


次回 : 一輪の花

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