すぐ終わるからな ページ39
トイレの中に入ると女たちの声がドンドン大きくっていく。
相手から見えない位置に潜み、少し顔を覗かせる。
座りこんでる女が一人、その女の前に仁王立ちしてる女が二人いた。
2対1か…。よかった、そんなに人数多くない。
座りこんでる女ばびしょ濡れで、近くには青いバケツが転がっていた。
水かけられたのか…
「チッ。質わりぃ。」
ボソッと呟いた。だからやなんだよこういうの。
女1「アンタはどうせ誰かがいないと生きてけないから宗谷さんにひっついて過ごそうとしてんでしょ!!!
ホントに腰巾着みたいなヤツね!!」
お前は何を言ってるんだ。
私絶対その子と喋ったことねぇぞ。
言い掛かりつけんなよ。
「そんなつもりはっ…!」
女2「ないとかいうつもり!?そんなわけないじゃないのよ!!小学校のときからずっとそうだったじゃん!!!」
だから、言い掛かりすんなっつってんの。
なに、アンタらエスパーなわけ?
心の中で突っ込む。
イライラしてくるわー。殴っていいかな、いいよね。
女2「そーだ!二度と近づけさせないように痛い目にあわせようよ。じゃないとコイツにはわかんないっしょ!」
女1「キャハッ!いいね!!やろうやろう!」
「ひっ…!」
ゲームじゃねぇんだっての。
なにがやろうやろう!!だ。
女1「じゃあー、一発m「なー、ここのトイレつかっていーいー?」いいわよ…って!え!?宗谷さん!?」
そろそろやばいと思い、女たちの前にでた。
女たちの顔は一気に青ざめた。
「<掃除中>って書いてあるのに声がしたから来てみれば、とんでもないの掃除しようとしてたなぁ。ビックリしたわー。」
貼り紙をクチャクチャにして女1に投げつけた。
女2「なっ、なんで宗谷さんが…」
「あ?話聞いてた?声がしたからきたっつってんだろうが。」
この女バカだ、日本語が通じんらしい。星に帰れよ。←
すぐ終わるからな、といじ.められてた方の子にしゃがみ、微笑んでいうとその子は「はい…っ」と小さく答えた。
よし、すぐ終わらせて、体育館つれてってジャージを貸してやろう。うん、それがいい。
そう決め、私はギロリと睨みながらユラリと立ち上がって口を開いた。
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緋宮零(プロフ) - セキカ@カゲプロ東方プロジェクトLOVEさん» ありがとうございます!!頑張ります! (2014年8月8日 11時) (レス) id: d8d55c396d (このIDを非表示/違反報告)
緋宮零(プロフ) - 悠さん» マジですか!実は僕の誕生日でつくったんですwありがとうございます!!頑張ります! (2014年8月8日 11時) (レス) id: d8d55c396d (このIDを非表示/違反報告)
セキカ@カゲプロ東方プロジェクトLOVE - 面白すぎる!パート2の方でも頑張ってくださいね(^-^)/ (2014年8月8日 7時) (レス) id: 2ca2c65e40 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - 主人公が自分と一緒の誕生日で吃驚した.笑これからもpart2で更新頑張ってください!!! (2014年8月7日 23時) (レス) id: dfdcf4fd8f (このIDを非表示/違反報告)
緋宮零(プロフ) - みゆさん» ありがとうございます!! (2014年8月6日 23時) (レス) id: 5eceb7bd21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋宮零 | 作成日時:2014年1月5日 21時