33話目 ページ34
朝が来ることを酷く恐れていた。
部屋の窓に蓋を閉め、光が漏れ出すことを一切許さなかった
部屋の光にさえ臆病になってしまう自分が居た。
「神威は、怖くないの」
神威「?」
「太陽の、光が」
私は暫く、太陽を見ていなかった。
あれだけ明るい中を歩いたのは、今日が初めてだったのだ。
「一人で怖くて、苦しくて、
…それで神威に捕まってしまった
もう居ないってわかってた昔の神威に、恋い焦がれてた」
同じ傘の下で過ごした真昼。
少しだけ見た神威の瞳は、昔と変わってなんか居なかった。
初めから、変わってなんていなかった
「 どうしてこんなわたしを 守ろうとするの
どうしてそこまでして、守ろうとするの…………? 」
神威「そんなAだから、守りたくなったんだよ
…守ることに理由なんてない。
だからせめて、
…俺から離れないであげて」
額を合わせ、昔のように目と目を合わせる。
…何故隠してしまうのですか?
嘘をついている時の神威の目は、いつも私を真っ直ぐ見つめているのだ。
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にじゅうろく(プロフ) - 応援コメントはとても有難いのですが、コメント欄での作品宣伝はご遠慮下さい。申し訳ございません。 (2016年10月16日 17時) (レス) id: 13ede948a0 (このIDを非表示/違反報告)
江戸の兎 - すみません。江戸の兎です。宣伝させていただいたのですが、タイトルの方に少し誤りがありました。「銀魂 君の罪は重いのか。 (神威)」でした。本当にすみませんでした。この作品、まだ全然更新してませんが、よろしくお願いします。 (2016年10月16日 15時) (レス) id: 7c6ad326a8 (このIDを非表示/違反報告)
江戸の兎 - マジ俺得小説見つけちゃった!みたいな感じです。更新、頑張って下さい!……失礼ながら、宣伝させていただきます。私が初めて作っている小説、「銀魂 君の罪は重いのか。 神威」を宣伝させていただきます。ありがとうございました。 (2016年10月16日 15時) (レス) id: 7c6ad326a8 (このIDを非表示/違反報告)
ふづき ふのり(プロフ) - 神威すきらぶさん» おお、ありがとうございます!楽しんでいただけるよう頑張りますね。 (2016年4月25日 0時) (レス) id: 2929c85743 (このIDを非表示/違反報告)
神威すきらぶ - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2016年4月24日 22時) (レス) id: e2d32a154b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にじゅうろく x他1人 | 作成日時:2016年4月22日 0時