30話目 ページ31
「………………」
「ちょっと。ちゃんと歩いてよA」
ここまで無神経な神威を見ていると、逆に腹が立ってくる。
自分が何をしたかもう忘れてしまったのだろうか……
「いやあにしても広いねー!地球人はこんなとこでのうのうと暮らしてるんだ。」
「全員がこんな場所で暮らしてる訳無ェだろ」
はしゃぐ神威を前に、高杉さんが冷静にそう返す。
「ねぇ、Aはどんなとこにすんでたの?」
「え。
どこって…普通の所だよ?
どこにでもある、普通の民家」
「ふぅん……」
そんな事を知ったところで、何の足しにもならない筈なのに。
……なんだか、おかしな気分だった。
「お、なんか腰低い人はっけーん!」
神威が「腰低い人」と名指した人物。
それはこの宿のオーナーかと思われる年配の男性だった。
不思議そうにこちらを見つめた後、首をかしげしわで埋もれて見えなかった口を開いた。
『おや、こんばんは……?
はて、どちらにご宿泊の団体様で…』
「阿伏兎。面倒くさいからこのジジイの対応して」
「人使いが荒いんだよ…」
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にじゅうろく(プロフ) - 応援コメントはとても有難いのですが、コメント欄での作品宣伝はご遠慮下さい。申し訳ございません。 (2016年10月16日 17時) (レス) id: 13ede948a0 (このIDを非表示/違反報告)
江戸の兎 - すみません。江戸の兎です。宣伝させていただいたのですが、タイトルの方に少し誤りがありました。「銀魂 君の罪は重いのか。 (神威)」でした。本当にすみませんでした。この作品、まだ全然更新してませんが、よろしくお願いします。 (2016年10月16日 15時) (レス) id: 7c6ad326a8 (このIDを非表示/違反報告)
江戸の兎 - マジ俺得小説見つけちゃった!みたいな感じです。更新、頑張って下さい!……失礼ながら、宣伝させていただきます。私が初めて作っている小説、「銀魂 君の罪は重いのか。 神威」を宣伝させていただきます。ありがとうございました。 (2016年10月16日 15時) (レス) id: 7c6ad326a8 (このIDを非表示/違反報告)
ふづき ふのり(プロフ) - 神威すきらぶさん» おお、ありがとうございます!楽しんでいただけるよう頑張りますね。 (2016年4月25日 0時) (レス) id: 2929c85743 (このIDを非表示/違反報告)
神威すきらぶ - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2016年4月24日 22時) (レス) id: e2d32a154b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にじゅうろく x他1人 | 作成日時:2016年4月22日 0時