2話目 ページ3
鏡の前で身だしなみを整える。
小柄な身長と淡いピンク掛かったオレンジに輝く短髪が印象的な姿は、見るものを魅了した。
ぱっちりとした目に白い肌。
その容姿から遊郭に勧誘されることも少なくなかったものの、神聖な仕事をする以上それは許されざることだった。
「ちょっと髪伸びたなあ…」
前髪を整えながら、鏡とにらめっこすると強めに頬を叩いて喝入れする。
ぱちん!とにぶい音が部屋に響いた。
大江戸の隅に佇む小さな一軒家を出ると、辺りが騒がしいことに気がつく。
この時間なら近所の人が外を出歩くことはあまり無いのだけれど、今日は違った。
新撰組があちらこちらに立って何かを警戒しているようだった。
「あらAちゃん」
「お妙さん…!」
心配そうに眉を潜めるお妙さんに駆け寄ると、何があったのかを話してくれた。
「なんでもね、爆発が起きたらしいのよ吉原の方面で……」
「吉原で、ですか?」
「なんだか最近物騒よね。
Aちゃんも気をつけてね」
「はい、ありがとうございます!」
お辞儀をした後、駆け足で神社へと向かった。
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にじゅうろく(プロフ) - 応援コメントはとても有難いのですが、コメント欄での作品宣伝はご遠慮下さい。申し訳ございません。 (2016年10月16日 17時) (レス) id: 13ede948a0 (このIDを非表示/違反報告)
江戸の兎 - すみません。江戸の兎です。宣伝させていただいたのですが、タイトルの方に少し誤りがありました。「銀魂 君の罪は重いのか。 (神威)」でした。本当にすみませんでした。この作品、まだ全然更新してませんが、よろしくお願いします。 (2016年10月16日 15時) (レス) id: 7c6ad326a8 (このIDを非表示/違反報告)
江戸の兎 - マジ俺得小説見つけちゃった!みたいな感じです。更新、頑張って下さい!……失礼ながら、宣伝させていただきます。私が初めて作っている小説、「銀魂 君の罪は重いのか。 神威」を宣伝させていただきます。ありがとうございました。 (2016年10月16日 15時) (レス) id: 7c6ad326a8 (このIDを非表示/違反報告)
ふづき ふのり(プロフ) - 神威すきらぶさん» おお、ありがとうございます!楽しんでいただけるよう頑張りますね。 (2016年4月25日 0時) (レス) id: 2929c85743 (このIDを非表示/違反報告)
神威すきらぶ - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2016年4月24日 22時) (レス) id: e2d32a154b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にじゅうろく x他1人 | 作成日時:2016年4月22日 0時