第339話 散花SIDE ページ42
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散)ね、姉ちゃん・・・っ!?
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廊下で姉ちゃんと話していたら、
神威提督が現れて
姉ちゃんの腕を引いて走って行ってしまった
残された俺の頬を涙が伝っていく
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俺は昔、両親を殺した
強さを手に入れたくて・・・
その強さで、自分を認めてもらいたくて・・・。
血しぶきで赤く染まった台所
全身の力が抜け、
その場に膝をついた俺に、
今にも死にそうな父さんが俺に話したこと。
「絶対に、Aには言わないでほしい。
Aは、俺の子供じゃない。夜兎の海坊主との・・・」
今でもはっきり覚えてる
「絶対に言わない」
俺は今までずっと守ってきた
なのに、なんで今になって、
言ってしまったんだろう
・
目を開けると、
そこはさっきまでとは違う場所だった
ここは・・・治療室?
医)あ!目が覚めたのね。
団員をしていたころ
お世話になった女医さんだった
散)あの・・・俺・・・
医)大丈夫、軽い貧血よ。
びっくりしたわ、廊下に倒れてたんだもの。
貧血・・・。
医)それにしても、随分久しぶりね。
遊びに来たの?
散)はい。暇だったので、妻と2人で来ました。
医)へぇ〜
女医さんは、あいかわらず元気そうだった
医)今日はなんだか忙しいわ。
さっきも気絶した男の子が運ばれてきたの。
散)男の子?新しい団員ですか?
医)よくわかんないけど、
神恋ちゃんを探してるみたいだったわ。
・
その後治療室を出た俺は、
廊下をフラフラとしていた
そんな時に耳に入ってきたのが
子供の声だった
・
「憐のとこ!」
「いいじゃん!おかげでいっぱい話せたじゃん!」
「それとこれとは話が違う。
わいせつ罪で捕まえてもらうから!」
・
なんだか良くわからないけど、
女子トイレの中から聞こえてきた、
「憐」に反応して、
気づくと俺は、女子トイレのドアを開けていた
・
散)その憐だけど、今はもういないよ?
・
俺は何をしてるんだ
なんて変態なんだ、俺は。
顔を上げると、
トイレの中にいた2人が俺を見ていた
恋)散兄!?
神恋だった
しかしその神恋の隣にいるのは、
男の子だよな・・・?
なんだ、俺より上級者な変態g
・
「あの・・・憐兄のことなんですけど、
今はもういないって、どういうことですか?」
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この子、あいつの知り合いか何かか?
散)結婚するって言って、この船を出てったよ。
俺がそう言うと、
2人は驚いた顔をした
ラッキーアイテム
革ベルト
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然 - 本能シリーズ久々に読みたくなってきちゃいました。時代が変わってもなお読み進めてしまうのと、最終回がないこの銀魂らしさといいますか。。2021年になっても応援してます。できれば最後の最後まで見届けることができたらと思います。更新楽しみにしてます。 (2021年7月6日 0時) (レス) id: f0e687d64b (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - 神美さん» コメありがとうございます!頑張ります!!(灬´ ω `灬) (2014年11月12日 20時) (レス) id: 6bcac12ade (このIDを非表示/違反報告)
神美 - 更新待ってました!苺飴さんこれからも頑張ってください!応援してます(^ω^) (2014年11月12日 20時) (レス) id: ae3cdd8c9b (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - a6さん» 返信すごく遅くなってごめんなさい!ちゃんと覚えてるよ!! (2014年8月23日 21時) (レス) id: 92b6edfb6c (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - 優凛さん» 返信遅くなってごめんなさい!今でもちゃんと覚えてるよ!!応援ありがとう!頑張ります!! (2014年8月23日 21時) (レス) id: 92b6edfb6c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2012年8月19日 22時