第331話 桃SIDE ページ34
・
「春雨に行こう?」
散花がそう言い出したのは
つい昨日のことだった
あたしは散花にくっついて
久しぶりに春雨の基地へきた
・
「お久しぶりです!桃です!」
お世話になった団長に挨拶しよう、と
昔は団長の部屋だった部屋をノックした
・・・。
返事はない
この数年間で部屋が変わったとか?
そう思い辺りを見渡す
廊下は、不気味なほど静まり返っていた
さっきまでは
ただ静かなだけだと思っていた
でも、
こうやって改めて見た時に
そのおかしい程の静けさ
・・・いや、人気のなさに
鳥肌がたつほどの恐怖を感じた
桃)・・・も、戻らなきゃ!
とっさに振り返って
来た道を足早に戻った
・・・なのに、
どこにも人がいなくて、
散花まで見つからなくて、
もうヘトヘトに疲れ果てた時に
ようやく見つけた人影に
全力疾走で駆け寄った
桃)神威提督にアブトさん…!?
お久しぶりです!桃です!!
汗がやばい
急いで着物の袖で汗を拭った
・
桃)あ、あのっ!
どこにも人がいなくて・・・っその、
散花のやつ、どこ行ったか知ってますか?
神)散花なら、しばらく前に見て・・・
その後は分からないなぁ。
神威提督は笑顔で言った
その時だった
そう言う神威提督の背後で
携帯が鳴ったのは・・・。
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ーアブトSIDEー
♪〜♪〜♪
振り返ると、
床に落ちた携帯が鳴っていた
これはたしか・・・
神)Aの携帯だ・・・っ!
ア)Aの・・・?
携帯を拾うと
画面には「美緒さん」と映しだされていた
ア)誰だ、美緒さんって?知ってるか?
桃)知らないです!
神)俺、知ってるよ!
たしか、憐のお姉さんだったはず!
ア)憐の?
神)うん・・・ってか何やってるのアブト!
早く出ないと電話切れるよ。
ア)知り合いなんだろ?あんたが出ろ!
神)嫌だよ。出ないと、殺しちゃうぞ!
・
急かされて仕方なく電話に出る
ア)もしもし
美)え!?誰!?
ア)Aと同じ団のアブトってもんだ
美)Aさんは?Aさんに代わって!
ア)Aならここにいない。
お前の弟を追って出てった。
美)え!?・・・お願い!今すぐ追って!
ア)言われなくても追うところだよ!
てかなんでお前、そんなに焦ってんだ?
美)なんでもなにも・・・
・
美)Aさんの命が危ないの!
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然 - 本能シリーズ久々に読みたくなってきちゃいました。時代が変わってもなお読み進めてしまうのと、最終回がないこの銀魂らしさといいますか。。2021年になっても応援してます。できれば最後の最後まで見届けることができたらと思います。更新楽しみにしてます。 (2021年7月6日 0時) (レス) id: f0e687d64b (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - 神美さん» コメありがとうございます!頑張ります!!(灬´ ω `灬) (2014年11月12日 20時) (レス) id: 6bcac12ade (このIDを非表示/違反報告)
神美 - 更新待ってました!苺飴さんこれからも頑張ってください!応援してます(^ω^) (2014年11月12日 20時) (レス) id: ae3cdd8c9b (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - a6さん» 返信すごく遅くなってごめんなさい!ちゃんと覚えてるよ!! (2014年8月23日 21時) (レス) id: 92b6edfb6c (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - 優凛さん» 返信遅くなってごめんなさい!今でもちゃんと覚えてるよ!!応援ありがとう!頑張ります!! (2014年8月23日 21時) (レス) id: 92b6edfb6c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2012年8月19日 22時