第327話 涼SIDE ページ30
俺は2人を追って
ひたすら大通りをまっすぐ走っていた
平日の午前中ということもあってか、人通りはまだ少なかった
この道をまっすぐ行った先にあるのはターミナルだ!
もしかして・・・
2人は春雨の基地に行くのではないか。
勝手に自分の中で決めつける
いや、本当のことを言うと、
2人の後ろ姿を見つけた瞬間から、その考えは俺の頭の中にあった
そして同時に
春雨に行けば神恋に会えるという期待もしていた
「会いたい」
その思いが俺の脚を前へと進ませて止まらなかった
何十メートルか先で、
2人がターミナルの中へ入っていくのが見えた
息を切らした俺も
急いでターミナルの中に入った
ターミナルの中は
思っていたより混み合っていた
2人を見失わないように
人ごみをかき分けながらターミナルの奥へと進んでいく
そして2人が乗り込んでいった1つの大きな船
俺は開きっぱなしになっていた乗降口から
こっそりと船に入り込んだ
・
涼)・・・ん?
目を開けると
目の前には病院のような天井が広がっていた
ここはどこだ
なんで俺はこんなところにいるんだ
そうだ、俺はたしか
憐兄と神威さんを追ってターミナルへ行って
2人が乗った船にこっそり入り込んで・・・
それ以上のことが思い出せなかった
??)やっと目が覚めたのね!大丈夫?
突然かけられた声
声のした方を見ると
白衣を着た女医さんのような人が
心配そうな顔で俺を見つめていた
涼)あの・・・俺・・・
医)第七師団の団員が、
あなたをおぶってここへ連れてきたの。
涼)・・・え!?
第七師団って
たしか神威さんの団だ
ってことは俺、
船に入り込んだのバレた!?
医)船の中で、
銃弾入れの箱の下敷きになってた・・・って。
・
そうだ、思い出した
あの後机の影に隠れてたら
船が急に大きく揺れて
机の上にあった箱が落ちてきて・・・!
医)あ、そういえば!
団員の人、憐って男に頼まれたって言ってたわ。
涼)え!?
医)知り合いだからって。
そっか!
憐兄もあの船に乗ってたんだった!
きっと助けてくれたんだ!
涼)あの!憐兄いませんか?
医)憐兄?・・・あぁ、いないわよ。
涼)そっか・・・
医)そういえばあなた、
春雨の船に乗ってたってことは、
ここに用があったの?
それとも、ただ乗り間違えただけ?
涼)用っていうか、会いたい人がいて。
医)へぇ、誰?
涼)神恋って子です。
ラッキーアイテム
革ベルト
33人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
然 - 本能シリーズ久々に読みたくなってきちゃいました。時代が変わってもなお読み進めてしまうのと、最終回がないこの銀魂らしさといいますか。。2021年になっても応援してます。できれば最後の最後まで見届けることができたらと思います。更新楽しみにしてます。 (2021年7月6日 0時) (レス) id: f0e687d64b (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - 神美さん» コメありがとうございます!頑張ります!!(灬´ ω `灬) (2014年11月12日 20時) (レス) id: 6bcac12ade (このIDを非表示/違反報告)
神美 - 更新待ってました!苺飴さんこれからも頑張ってください!応援してます(^ω^) (2014年11月12日 20時) (レス) id: ae3cdd8c9b (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - a6さん» 返信すごく遅くなってごめんなさい!ちゃんと覚えてるよ!! (2014年8月23日 21時) (レス) id: 92b6edfb6c (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - 優凛さん» 返信遅くなってごめんなさい!今でもちゃんと覚えてるよ!!応援ありがとう!頑張ります!! (2014年8月23日 21時) (レス) id: 92b6edfb6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2012年8月19日 22時