第117話 『信じる心』 ページ36
「な、何言ってやがんだ！！
そんな危ねェ真似させると思うか？！
お前にはもう、んなことさせたくねェ…！
仮にもしまたお前が…」
と言葉を詰まらせる阿伏兎に
にこりと微笑む私
『大丈夫。私は神威を信じてる』
だって、言ったじゃん
"俺は自分を見失わないし迷わない
俺はお前を護る"
って。
あの言葉を信じているから
大丈夫だと阿伏兎に笑い、阿伏兎のA！！
と叫ぶ声を無視し二人の間に飛び込んだ
『止まりやがれええええ！！！
このあんぽんたんどもおおおお！！！』
「っ！危ねェA！」
「………！」
勢いよく突っ込んだ二人の間に入った私に
2人が動揺をみせ体制を崩す、
けれど繰り出した拳を止める事も出来なく
私に向かう。
「…するかよ…もう二度と…！！！」
そして2人の拳は間一髪、軌道を変え
スレスレで私の間をすり抜け互いの頬にぶつかった
「っ…何やってるんだよ！
俺達がやってるのはただの喧嘩じゃないの
分かってるだろ！！
そんな時に間に入ってくるなんて
死にたいのかよ！！！」
と珍しく神威が声を荒らげて怒る
「その通りだ、なにやってんのか
分かってんのか…？なんでお前はいつも
危険だと分かってて突っ込む」
ギロりと鋭い瞳が両者ともに私を瞳に写す
『2人がもう私を傷つけないのを
分かってるから。
もう私は死なないよ。もう2人を、いや、
皆を悲しませたりしない。
でもね、』
と少し微笑む私はゆっくりと2人に向き合う
そして、
バキッ
「…へ？」
「なっ…」
二人の頬をぶん殴った
『てめえら食堂ぶち壊しすぎだぁあ！！！！
そこに正座しろ！！！理由が理由とはいえ
ここまでやっ事ねえだろ！！』
と鬼の形相で2人を怒鳴り散らす
そんな様子を見た2人はたじたじで
静かに言う通りに正座をし始めた
『神威いいい！！！』
と鋭い目付きで神威に顔を向ければ
あいつはビクッ！と肩を上げ、
「…ナンデスカ」
と大きな目で私を見上げる
『さっき危なかったけど、私の事
言葉の通り守ったな！偉いぞ！！！』
「…」
『そして、晋助ぇええええ！！！』
と次は晋助の方に顔を向けるが
晋助はぷいっとぶすくれたように私から顔を
背けた
『私のために色々ありがとう』
とにこりと微笑んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
xoxo(プロフ) - アイリスさん» コメントありがとうございます！続編で、神威の女体化について書かせていただいてます！教えていただきありがとうございました！！ (2021年8月1日 22時) (
レス) id: 063a388b5a (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - あと、もう一つ気になったのですが、最新話あたりのかむいの女体化はいつ解けたんですか？？理解能力がなくて、、、、、教えていただきたいです、、 (2021年7月31日 2時) (レス) id: 45e9dfc0f9 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 次の話はいつになりそうですか？！！！楽しみです！！更新頑張ってください！！！ (2021年7月31日 2時) (レス) id: 45e9dfc0f9 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - ぱむさん» ありがとうございます！読者様のお言葉が私の励みになります！ (2021年6月5日 17時) (レス) id: 2d95697784 (このIDを非表示/違反報告)
ぱむ - 今まで読んだ神威の小説の中で1番面白くて好きです！更新楽しみに待ってます！ (2021年6月5日 14時) (レス) id: ac3050bbcb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：xoxo x他1人 | 作成日時：2018年11月10日 17時
