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第115話 『怒りの矛先』 ページ34

朝、




朝食を済ませようと私たち第7師団は
食堂に集まっている
勿論、隣の席には神威がいるわけで
あいつは無我夢中にご飯に食いついていた




『もう少しゆっくり食べなよ!?
こっちに飛び散ってるって!!』



なんて言えば神威は ふぁに?(何?)
と大きなエビを口からはみ出しながら
あたしに顔を向けてきた




『クスッ、ゆっくり食べなよね』




とにこりと笑うあたしに、返事替わりに
神威が私の頭をポンポンとやってくる
その行為にとくんと脈打つのを感じる





するとその時





「神威」




「?」





バキッ!!!!





ドコオオオン!!






『神威?!!』





急に背後から声が聞こえたと思いきや
神威は頬を殴られ数メートル吹っ飛んだ



一体誰だと思い振り返ればそこには
殺気に満ちた高杉晋助の姿があった





『し、晋助…!?何で?!』




と聞けばあいつはフッと笑い私に近づいてきた




「話は聞いた …Aなんだろ」




その答えにあたしは静かに首を縦に降る
でも何故神威を殴る必要があったのか、皆目見当もつかない。





「…痛いな。何するんだよ
ご飯が食べれなくなっちゃうじゃないか」





とのそのそ立ち上がりながらあたし達の元へ歩いてくる神威、彼もまた殺気に満ちた顔で高杉晋助を
睨んでいる




「…神威、てめぇどの面下げてこいつに会ってる?
Aの体がよその女に転生したらしいが、
そのA自身の肉体を殺した本人が
こいつと一緒に居るんじゃねェ…!!」




と腕をグイッと引っ張られ晋助の背中に
庇われる





『ちょっと待ってよ晋助!!
もうその話は解決したんだよ?!
それに、神威も記憶を失ってたし、
しょうがないじゃん!!』




と言えば、晋助はハンっと笑いながら
あたしを冷ややかな目で見下ろした





「理由にもならねェ
お前に手を出したのは紛れもねえ事実なのは
間違いねェんだ
こいつを殺らなきゃ腹の虫が
収まらねェよ…!!」




と殺気立つ晋助の凄みに私はグウの音も
出なくなる。





どうしよう、高杉の言い分は分かる。
勿論私を思っての行動だということ。
だけど神威を傷つけて欲しくない。




『どうすれば…』




と頭を悩ませれば、少し離れた所から
神威の声が耳に届いた

第116話 『宥め』→←第114話 『真実』



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xoxo(プロフ) - アイリスさん» コメントありがとうございます!続編で、神威の女体化について書かせていただいてます!教えていただきありがとうございました!! (2021年8月1日 22時) (レス) id: 063a388b5a (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - あと、もう一つ気になったのですが、最新話あたりのかむいの女体化はいつ解けたんですか??理解能力がなくて、、、、、教えていただきたいです、、 (2021年7月31日 2時) (レス) id: 45e9dfc0f9 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 次の話はいつになりそうですか?!!!楽しみです!!更新頑張ってください!!! (2021年7月31日 2時) (レス) id: 45e9dfc0f9 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - ぱむさん» ありがとうございます!読者様のお言葉が私の励みになります! (2021年6月5日 17時) (レス) id: 2d95697784 (このIDを非表示/違反報告)
ぱむ - 今まで読んだ神威の小説の中で1番面白くて好きです!更新楽しみに待ってます! (2021年6月5日 14時) (レス) id: ac3050bbcb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:xoxo x他1人 | 作成日時:2018年11月10日 17時

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