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第78話 『許されない気持ち』 ページ44

以前神威達と吉原へ来た時、裏道から入ったので
見張りにバレない為にそっちから侵入した私
階段を上って上って上りまくりようやく頂上にたどり着けば、鳳仙と神威の声が襖越しから聞こえてきた




「まさかあの女をお前自ら手放すとはな
神威がいらぬのなら儂が貰うというものの」




と鳳仙が言う、




「…あいつは自分から春雨を離れたんですよ旦那
俺はあいつを許さない、あいつは俺の
獲物だよ、たとえあんただって渡さない」





『…神威』





途中からしか会話を聞けなかったが間違いなく
あたしの話だと理解出来た。
神威はあたしを恨んでる。約束を破り真選組となったあたしに






「フン、前のお前ならば理解出来なんだな
弱い奴は見向きもしない。強い物を求め
護る者など何もなかったはずのお前が、まさか
一人の女に執着し掌で転がされるとは」




「…フン、何を…
俺は昔から何も変わっちゃいませんよ
俺には女や酒じゃダメなんだよ
俺はそんなものいらない。そんなもんじゃ
俺の渇きは癒えやしないんですよ」




と地を這うような声になる神威、
襖越しからでもあいつの殺気がヒシヒシと
伝わってくる





「ほう…?儂と殺り合おうというのか。」





「…だって、旦那なら分かるだろ?
俺の渇ききったこの心を満たす方法が…!」





と神威が言った途端、何かがぶつかり合う音が聞こえた






「修羅が血、己と同等それ以上の剛なる者の血を
もって初めて俺の魂は潤う…!」





そう言った神威に阿伏兎が力いっぱい





「団長やめろォオオ!!」





と叫び、その瞬間大きな破壊音と共に何かが
崩れた音がした






『…神威!!』







私はいてもたっても居られず思い切り襖を開き
中へ入った。

ー 読者様のリクエスト ー→←第77話 『君の背中』



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迷い猫 - キタコレ……神小説キタコレ……!う…うおおおぉぉぉ(((殴ハイスミマセン……でもほんとに神小説です!頑張って! (2021年10月10日 12時) (レス) @page38 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - リクのやつありがとうございあしたぁー!!すごく良かったです〜本編楽しみにしてまーす! (2018年10月24日 22時) (レス) id: b961faacf7 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - ここねさん» わかりました!短編で作らせて貰いますね!時間がかかってしまうかもしれませんがお待ちください!いつもありがとうございます! (2018年10月14日 23時) (レス) id: ad4333d411 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - 是非是非!えーとじゃあリクエストします!なんか、高杉との絡みがあってそこで神威ともなんかあって…!みたいなのが見てみたいです!あと、お気に入り登録しました!よろしくお願いします( ^∀^) (2018年10月12日 19時) (レス) id: b961faacf7 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - ここねさん» 高杉との絡みも!とのお願いならば絡ませる事も可能ですよ^^ (2018年10月12日 19時) (レス) id: ad4333d411 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:xoxo | 作成日時:2018年9月18日 3時

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