第64話 『守られた友人と守れなかった約束』 ページ30
分かってる。神威と会えなくなるかもしれない
その危険性が高まる事、だけど大切な友人が
危険にさらされているのに黙って見ているわけにも
いかないんだ。
『やめろおおおお!!!』
と2人と一体の間に入り庇うように手を広げるあたし
すると総悟も神楽ちゃんも驚いたようにあたしを見たあと、ようやく背後から狙われている事に気がついた
ピピッ
"一般市民発見、砲弾を中止する"
『よ、よかった、これで、大丈「じゃねェでさァ」
と総悟の声があたしの声を遮った。
後ろから静かに近づかれ、被っているかさを
荒々しく取られ投げ捨てられる、そして
「…A」
と切なそうにあたしを見て抱きしめてきた
『総悟、久しぶり』
とあたしも腰に手を回せば神楽ちゃんが
悲鳴にも近い歓声をあげはじめた
「Aッー!!!
帰ってきたアルか!!!?
銀ちゃァァァん!!!!!」
と彼女は走り去っていく、そしてあたしは
真選組に保護された
ー
ーー
「まさか、お前があの春雨から帰って
来られるとは思ってなかった。
よく無事でいてくれた」
と土方にグリグリ頭を撫でられる
あァこの感じ久しぶりだななんて考えながら
あたしも笑が零れた
「だが、逃げてこれたのはいいが
また奪いにこようとするかもしれんぞトシ
そうなった時の為に対策を_」
と言った近藤さんに総悟がすかさずこう口を開いた
「近藤さん、もう奪わせやしやせんよ
もう二度と」
とあたしの頭をポンポンしてくる
いやー…やっぱりこうなるか、とあたしは
密かに頭を悩ませる
「でも、コッチに帰ってきてたのなら
なんで早く俺たちのところに来ねェ?」
『あ、えとそれは…、』
と偏差値の低い頭をフル回転させ、
言い訳を考える、そして
『ここへ帰ってきても良いのかなって、
不安に思ったんだよ。また皆を危険に
晒しちゃうかと思って…』
と言えば 何言ってんだこのメスゴリラ
と総悟に頭を叩かれた
「言っただろ、俺達に守らせろってな
お前はここへ来た時から、拉致られたあの時も
今でもずっと、俺たちの仲間でィ」
と言われ、とてつもなく胸が苦しくなった
『ありがとう…』
あの総悟がそんな事言うから
こぼれる涙を隠すのに必死だった
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迷い猫 - キタコレ……神小説キタコレ……!う…うおおおぉぉぉ(((殴ハイスミマセン……でもほんとに神小説です!頑張って! (2021年10月10日 12時) (レス) @page38 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - リクのやつありがとうございあしたぁー!!すごく良かったです〜本編楽しみにしてまーす! (2018年10月24日 22時) (レス) id: b961faacf7 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - ここねさん» わかりました!短編で作らせて貰いますね!時間がかかってしまうかもしれませんがお待ちください!いつもありがとうございます! (2018年10月14日 23時) (レス) id: ad4333d411 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - 是非是非!えーとじゃあリクエストします!なんか、高杉との絡みがあってそこで神威ともなんかあって…!みたいなのが見てみたいです!あと、お気に入り登録しました!よろしくお願いします( ^∀^) (2018年10月12日 19時) (レス) id: b961faacf7 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - ここねさん» 高杉との絡みも!とのお願いならば絡ませる事も可能ですよ^^ (2018年10月12日 19時) (レス) id: ad4333d411 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xoxo | 作成日時:2018年9月18日 3時