第52話 『揺れる心』 ページ18
そもそもあたしを巻き込まないでほしい
別に神威がどこのだれとお見合い仕様が
結婚しようがあたしには関係のない話、
『断る!!!』
そう言ったはいいものの、どこか腑に落ちない
自分がいる。まあでも、結婚しようがしまいが
神威が決める事。…あいつの人生なのだから
ー
ーー
「お嬢!!」
『は?お嬢?』
と怪訝に眉を潜めればあたしを見つめる第七師団の
部下達がいて、お嬢とはあたしの事か、と理解する
「お嬢、副団長から聞きやしたか?
団長が見合いしちまうんだ!
頼む、協力してくれ!」
とみんなにその場で頭を下げられる。
『…皆は神威に結婚して欲しくないの?』
と質問すれば当たり前ですぜ!!!
と顔を上げられた
「団長は俺ら夜兎が尊敬する人物、
何者にも屈しない強い意志、そして圧倒的力、
死地をも笑顔で走り抜けるその姿勢に俺らは
惚れて団長についてきている、そんな団長が
望んでない結婚なんざ俺らも反対だ。
それに、俺らも団長も、認めた人じゃなくちゃ
結婚して欲しくないんだ!」
と熱弁。
頼む!とみんなに囲まれ、一人に手を掴まれ
まっすぐな目で見つめられる。
『ごめんだけど私には関係ない!
あいつの事だからどうにかなるでしょ』
とバイバーイと手を振り踵を返す。
すると背後から部下があたしに向かってこう言った
「お嬢は団長の事好きじゃないのか?!」
その問いにあたしは答えられなかった
ー
ーー
神威お見合い当日。
第七師団はバタバタしてる。
そんなあいつらをあたしは呑気に見ているわけだが
主役の神威が見当たらないらしい。
「神威はどこだ?
もう彪牙の姫は来ておるのだぞ」
と提督が阿伏兎に聞いてくる。
まさかあいつ自ら神威を迎えにくるなんて、
間違いなく縁談を進めたのはこいつだな。と提督を思い切り睨みつける
「提督、これで分かったろ団長は
見合いなんざしねェよ」
と呆れ顔で答える阿伏兎に提督はフンッと
鼻で笑いこう言ってきた
「よいのか?
彪牙一族を春雨に迎え入れ奴らを第七師団に
する事も可能だ。そうすればお前ら夜兎は不要に
なるだろう。お前らの師団が無くなるか、
神威が見合いをするかどちらが賢明か
分かっておるな?」
と提督に言われぐうの音も出なくなってしまう
そして第一回神威捕獲大作戦が始まった
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迷い猫 - キタコレ……神小説キタコレ……!う…うおおおぉぉぉ(((殴ハイスミマセン……でもほんとに神小説です!頑張って! (2021年10月10日 12時) (レス) @page38 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - リクのやつありがとうございあしたぁー!!すごく良かったです〜本編楽しみにしてまーす! (2018年10月24日 22時) (レス) id: b961faacf7 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - ここねさん» わかりました!短編で作らせて貰いますね!時間がかかってしまうかもしれませんがお待ちください!いつもありがとうございます! (2018年10月14日 23時) (レス) id: ad4333d411 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - 是非是非!えーとじゃあリクエストします!なんか、高杉との絡みがあってそこで神威ともなんかあって…!みたいなのが見てみたいです!あと、お気に入り登録しました!よろしくお願いします( ^∀^) (2018年10月12日 19時) (レス) id: b961faacf7 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - ここねさん» 高杉との絡みも!とのお願いならば絡ませる事も可能ですよ^^ (2018年10月12日 19時) (レス) id: ad4333d411 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xoxo | 作成日時:2018年9月18日 3時