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新章 第27話 『側近』 ページ43

ひときわ広い部屋で、大きなテーブルに用意されている豪華な食事を前によだれが垂れそうになる




おっといけない私は今敵地にいるんだったと
頭を横に降る






「食べんのか?
そなたのために作らせた食事だ」





なんて言われて出そうになる手を必死に抑えるが
私は見つけてしまった、中央にあるデザート達を。





ごめん阿伏兎。






『いただきます。』






手を合わせてから口に頬張るケーキ達。
そんな私を見て、提督は呆れたのか
怪訝な目であたしを見つめ話しかけてきた






「よいか、女というだけでここには居られないのだ
か弱いものなど春雨には不要、殺す事も売り飛
ばすことも簡単だが、神威がいてそうもできん。
なれば、ワシの側近になり仕えよ
それがそなたをここ春雨に置く条件だ」






『ふぁんたのふぉっきんに?
ふぉうしたひゃふぁむいにひへほ』




訳(あんたの側近に?
そうしたきゃ神威に聞けよ)






とケーキが私の頬ぎゅうぎゅうに入り
うまく言葉にならない。が、提督は理解できたようでまた話を続けてきた






「あの男がワシの言うことを聞くと思うか
だからあの男がいない時を狙いそなたをここへ
連れてきたのだ。」






なるほど、と同時にゴクンと飲み込む。
たしかに神威の事だそんな事許すはずもないし
聞く耳も持たないだろう。




彼が帰ってくるのは一週間後
それまで待っていられないし待ってくれるはずも
ない。




いつまでも助けてもらっちゃダメだ




そう思った私は決意した
こいつの側近になるだけで春雨に身を置く許可をくれる。ならば、私の答えは一つしかない
そう思い、私は力強い目で提督見つめ口を開いた





『…ふぁにまふ』





訳(やります)






「フッ よいだろう。」







「いやなんで理解できるんだよ」








と何処かで部下のツッコミが聞こえた

新章 第28話 『首輪』→←新章 第26話 『捕獲』



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xoxo(プロフ) - 迷い猫さん» ありがとうございます^^* 笑 準備しているんでもう少しお待ちください!! (2021年10月13日 12時) (レス) @page36 id: d5fabe029a (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - うおおおぉぉぉ(((殴お、おおおお返事ありがとうございます!←これから頑張って下さいネ!! (2021年10月10日 20時) (レス) @page4 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - 迷い猫さん» 教えていただきありがとうございます!変えさせてもらいますね (2021年10月10日 12時) (レス) id: cc6db5cebf (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 特別編で名前が○○のままなんです……もし変えれたら変えてください……上からですみません!頑張って下さいネ!! (2021年10月9日 21時) (レス) @page36 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 名前が〇〇名前ままなんですが名前変換できませんどうしたらいいんでしょうか? (2019年8月18日 10時) (レス) id: a133be1277 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:xoxo | 作成日時:2018年8月30日 17時

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