第12話 『星に願いを』 ページ12
『ねえ、さっきからなんでずっと
黙ってるわけ?』
とショッピングモールからの帰り道。
観覧車に乗ってからかむいはずっと黙ったままだ
「…」
『なによもう。
どーせ、お腹でも減って機嫌悪いんだろ!』
としょうがないなあとぶつくさ言いながら
家に帰宅した。
ー
ーー
『今日は簡単に肉と野菜の炒め物にするか』
髪の毛をまとめ上げ料理を作り始める
『かむい〜胡椒とって〜』
と名前を呼べばあいつはうんともすんとも言わない
不思議に思ってキッチンからのぞいてみると
あいつは何故かカーテンを開け月を見上げてた
『いや、お前はかぐや姫か!!!!』
と鋭いツッコミを入れながらも
肉と野菜炒めが出来たのでそれをお皿に盛り
テーブルに置いた
先食べちゃうよ
と米を頬張りながら言う。
するとかむいはようやくこちらに顔を向け
口を開いた
「なあA、もし俺にタイムリミットが
あったらどうする?」
『え、……なにそれ』
私の咀嚼が止まる。
考えたこともない。タイムリミット?
それはあんたが、
いなくなるって事?
『かむいそんな話やめて
ご飯が不味くなるじゃん』
とあいつをみる。
だけど、あのかむいがいきなり言い出すものだから
不安が募るばかり
「なに変な顔してるんだよ
冗談に決まってるだろ」
といつも通りのふてぶてしい小生意気な
口調になりご飯をがっつき始めたかむい。
そんな彼を見て、私も食事を開始した
ー
ーー
今はかむいがお風呂に入っている
一服しようとベランダを出るが少し肌寒く
腕をさすった。
『もし、あいつがいなくなったら…』
と先ほどの会話を思い返す。
考えたこともなかった
これからずっと一緒にいるもんだと思ってたし。
でも今思えばかむいはこの世界の人間じゃないんだよね、
と考えながら煙を吐く。
『月明るいな〜…』
と空を見上げていると流れ星が見えた。
それにすかさず手を合わせ、
願いを込める
『どうかカムイとこれからも
一緒にいられますように!!』
頼むぞお星様!!!!
と空に向かって拳を上げた
「…」
それをかむいが聞いていたなんて
思いもしなかったけど。
第13話 『容赦しない』→←第11話 『ショッピングモール』
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xoxo(プロフ) - 迷い猫さん» ありがとうございます^^* 笑 準備しているんでもう少しお待ちください!! (2021年10月13日 12時) (レス) @page36 id: d5fabe029a (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - うおおおぉぉぉ(((殴お、おおおお返事ありがとうございます!←これから頑張って下さいネ!! (2021年10月10日 20時) (レス) @page4 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - 迷い猫さん» 教えていただきありがとうございます!変えさせてもらいますね (2021年10月10日 12時) (レス) id: cc6db5cebf (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 特別編で名前が○○のままなんです……もし変えれたら変えてください……上からですみません!頑張って下さいネ!! (2021年10月9日 21時) (レス) @page36 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 名前が〇〇名前ままなんですが名前変換できませんどうしたらいいんでしょうか? (2019年8月18日 10時) (レス) id: a133be1277 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xoxo | 作成日時:2018年8月30日 17時