新章 第10話 『鼓動』 ページ25
ドキン
『そ、そうちゃぁぁあん!!!!』
と勢いよく総悟に抱きつく私。
そのせいか二人一緒に後ろに倒れた
『あんたなかなかカッコイイこと言うじゃん!
じゃあ、あたしをしっかり守れ!
約束だかんなー!総悟ー!』
と馬乗りになり言うと彼は ウゼェの 一言。
「お前、こんな状況でも何とも思わねェのかい」
とあたしの下で総悟が問う
『え?なにか悪いことでも?』
と質問すると途端に不機嫌になるこいつ。
そしていきなり頭に手を添えられ
引っ張られた
『ち、ちちちちかい!!!』
鼻と鼻がくっついてしまいそうなほど
顔をくっつけられそのままあいつは
私をじっと見つめる
何考えてんだこの野郎
と思いあたしも負けじとあいつの目を見つめていたが、突然離された
「今日はこれで許してやりまさァ
いい顔が見れたからな」
と何故か上機嫌になり陽気に笑った
なんだってんだ、、
と暑くなった頬をパタパタと手で仰いだ
ー
ーー
『たのもおおおおおおおお!!!』
とあたしの隣の部屋の総悟の部屋に
入る私。
時刻は朝、もちろん彼は寝ている
部屋の中央にアイマスクをしながら
よだれを垂らしている男が目に入った
『おい起きろ!
稽古の時間だぞー!!』
とグイグイ布団を剥ぎ、
あいつをパジャマ姿のみにさせるが
一向に返事がない
...おかしい
『総悟?おーい?』
あいつのアイマスクをずらし
顔を伺った時、ようやく気づいた
『土方ァァァァ!!!!』
「なんだ朝っぱらからうるせェ!」
『そ、総悟が!!!』
ー
ーー
ピピピピ ピピピピ
「38度……風邪だな」
『38度って結構高くない?それで風邪なの?
大丈夫なの?』
とゼーゼーと口呼吸するあいつを心配そうに
見つめる
「まぁ、食って寝りゃあ治る
薬と冷えピタだけ置いとく
あとは自分でできるだろ
お前もうつるといけねェから部屋に戻ってろ」
と土方は出て行ってしまった
「...っ...」
でも、こんなに弱ってる総悟を見るのは
初めてだ。
いつも小生意気で、意地悪で
そんなあいつがこんなに辛そうにしてるなんて、
『...調子狂うよ、ほんと』
とあいつの辛そうな寝顔を見ながら
そのまま床に寝転んだ
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xoxo(プロフ) - 迷い猫さん» ありがとうございます^^* 笑 準備しているんでもう少しお待ちください!! (2021年10月13日 12時) (レス) @page36 id: d5fabe029a (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - うおおおぉぉぉ(((殴お、おおおお返事ありがとうございます!←これから頑張って下さいネ!! (2021年10月10日 20時) (レス) @page4 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - 迷い猫さん» 教えていただきありがとうございます!変えさせてもらいますね (2021年10月10日 12時) (レス) id: cc6db5cebf (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 特別編で名前が○○のままなんです……もし変えれたら変えてください……上からですみません!頑張って下さいネ!! (2021年10月9日 21時) (レス) @page36 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 名前が〇〇名前ままなんですが名前変換できませんどうしたらいいんでしょうか? (2019年8月18日 10時) (レス) id: a133be1277 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xoxo | 作成日時:2018年8月30日 17時