ネットで片思いしてる相手が学校の人気者だった件。【WT】

1話 ページ3

里『ねぇ！A見て！！！』


そう服の袖を引っ張られ、見てと言われたものに目を向けると

案の定噂のイケメン6人組がいた。


『わーすごーい』


里『感情こもってないね！？』





だってあの人達を見てどうしてそんなに
はしゃげるのかが私には分からない。

確かにイケメン。それは認める。

でもこんな会話数えきれないほどしてきたもんで。






里『全員と同じクラスとか私ら前世何した？』

『しらん』

里『ちゅめたい泣』


いやこの会話も何回目だよ。





里『あ！そういえば例の人とはどんな感じ！？』



いや話飛びすぎじゃね？
例の人？あぁネットの彼のことか。





『んー別にって感じ。いつも通りかな』


里『えーLI○Eくらい交換すればいいじゃーん』


『いや、ゲーム内のトークで十分じゃね？』


里『これだから進展しないんだよ、、。』



ちょっとそれは酷くないですか？
私だって頑張ってるのに！！多分。


『んー。急にLI○E交換しよって言って引かれないかな』


里『引かれないって！』


そうかなー。
でも勇気がでないんよねー。







里『てか今言えばいいじゃん！』


『は！？！？！？』


里『だって！今なら私居るし勢いで聞けちゃうんじゃないかなって！！』


いや勢いってなんだよ

でもまあ勢いも大事かもね





『どうせ1人だと聞けないしそうしようかな』





スマホを取り出し
ゲームアプリを開く。

例の人とのトーク画面を開いて


『んえーなんて言お、。』






里『普通に"良ければLI○E交換しませんか？"で良いんじゃない？』




『あー！緊張してきたぁぁ』






そういや平日は夜しか会話してなかったなーとか

多分返事返ってくるのは夜かなーと考えてたら






里『えいっ！』


里香が送信ボタンを押した。







『ああああああぁぁぁ！！！』


そう私が発狂してると




周りから




「"ﾋﾟﾋｯﾟ"」




このゲームの通知音が鳴った。

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