仲間入り ページ7
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みんなの元にはすぐ追いついて、私も一緒に戦い出した。
阿伏兎「なんだA、気が変わったのか」
「戦う事が、楽しいって …気づいてしまって」
阿伏兎「それが夜兎の本能か」
敵をなぎ飛ばしながら進んでいく。団長は見えなくなりそうなほど遠く先を一人進んでいる。
活き活きしててなんだか楽しそう。
『ぐあ…!』
「大丈夫!?」
傷を負った団員がしゃがみ込んだ。
その後ろには周りの天人とは違う、ひと回り大きくてどっしりした奴が居る。
「なんか、強そ うぉあっ!」
いきなり攻撃してくるのを慌ててかわす。
この存在感、ボス的なポジションの奴じゃないよね…??まさかね?誰か違うと言って…
「…っ」
考えてる暇もなく次の攻撃が飛んでくる。それをかわし、重い蹴りを一発相手に入れた。
…つもりだった。
「おっ、とっと」
まさかの空振り。
めちゃくちゃ恥ずかしい!!!!誰も見てないよね?!!?!なんて呑気な事考えてる間に目の前に相手の拳が来ていた。
「っ!!誰か」
神威「Aって鈍臭いね」
「あ…」
横からの団長の蹴りが命中して相手は即死。多くいた天人はもう少なくなっていて団員達で充分に手が回っていた。
神威「今日はこれで終わり。案外早く終わっちゃった。暇だなあ」
「私また、助けられちゃいました」
神威「戦場に立つのが初めてでこの立ち回り、この先強くなりそうだったから。生かしておいても良いかなっ てね」
「団長は背中に目がついてるんですか…?」
いつのまに見てたんだろう私の戦ってる所。
阿伏兎「予想が外れて悔しいが俺も思ったぜ。鍛えればAはこの先まだ強くなるな」
「あ りがとう、ございます」
褒められてるんだよね、私。えへへ、嬉しい…
神威「鈍臭いのは直して欲しいけどね」
「あ!み、見られてたんだ恥ずかしい…」
団員「見事な空振りだったな」
「その話はもうしないでください!!」
神威「まあこれで、俺はAの命の恩人にもなったわけだ。明日からまた仕事宜しくね」
「うぐ…」
阿伏兎「A、団長はこういう奴だ」
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あずきいろ
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さな(プロフ) - Kさん» 返信遅くなりごめんなさい(><)すごく励みになりますありがとうございます! (2018年2月7日 3時) (レス) id: e49a683dbf (このIDを非表示/違反報告)
K - とてもおもしろかったです。続き頑張ってください! (2018年1月6日 10時) (レス) id: ca61ce99c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さな x他1人 | 作成日時:2017年12月20日 1時