怪物 ページ14
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「引っ張らないでよ、痛い!」
倉庫のような所へ連れてこられた。長く誰も使っていないようで、ホコリっぽい。
あ、私戦えるんだった。やっと恐怖から我に返り、どうやって振り解こうか考えていた。
『じゃあ、まずは動けないようにしとくか、押さえとけ』
「そんな事、どうやっ… う゛っっ」
思いっきりみぞおちを殴られた。全身の力が抜ける。しまった…早く振り解かなきゃ。
でもやっぱり夜兎の男3人の力にはかなわない。
「ぃ、っ!」
顔も殴られた。蹴りも入り、何度も繰り返し殴られる。
「お、んなの子に、こんな、さいっていだよ…」
『どこが女だよ。入ってすぐのくせに調子乗りやがって!気持ち悪ィ』
久しぶりにその言葉を言われた。
小さい頃、夜兎に生まれた私の怪力に「気持ち悪い」ってよく周りから避けられてたっけな。
でも私 今やっと、ここで、この場所で、夜兎に生まれた私自身を好きになれそうなの。
だから、奪わないで…
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ラッキーカラー
あずきいろ
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さな(プロフ) - Kさん» 返信遅くなりごめんなさい(><)すごく励みになりますありがとうございます! (2018年2月7日 3時) (レス) id: e49a683dbf (このIDを非表示/違反報告)
K - とてもおもしろかったです。続き頑張ってください! (2018年1月6日 10時) (レス) id: ca61ce99c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さな x他1人 | 作成日時:2017年12月20日 1時