[菅田将暉] ページ7
雪は好きではなかった。
会社帰りに足を止めた。
ふわり…と雪が自分の鼻に当たったからだ。
上を向くとぽつぽつ…と雪が降ってきたのがわかった。
天気予報でも今夜は冷え込むため、雪が降ると言っていた。
雪を横目にもう1度足を進める。
Aは雪が好きでは無い。
何故なら両親がいなくなった日も、こういう風に寒くて、嫌味ったらしく雪が降っていたからだ。
Aの両親は、事故で亡くなった。
2人とも出張からの帰りで、Aはずっと一人の家で待っていた。
その日も雪が降っていて、電話で知らされた時はやけに世界が寒く感じたものだ。
なんて嫌なことを考えていると、心まで落ち込んでくる。
｢…ダメだ、なんか飲も。｣
寒くなってくる体と心を落ち着かせるために、スターバックスに入る。
甘いカフェモカを頼んで、窓沿いに座った。
コートを脱いで、隣の空いていた席に置く。
PCを開いて、残りの仕事を終わらせてしまおうとキーボードを打っていると、｢隣、いいですか？｣と声をかけられた。男性の声だ。
他に席はあるが、適当に｢いいですよ｣と返す。
そういえばどこかで聞いたことがある声だな…とちらっと顔を見るとそれはあの菅田将暉だった。
マスクをつけているが、よく見ればすぐに分かる。
｢なっ…｣と声をあげようとするが、それに気づいた菅田がしっ…と人差し指を口に当ててくる。
｢んぐっ｣と声を押し殺す。
チラッとマスクを外して菅田が話しかけてきた。
｢雪は好きですか？｣
｢え？雪？…あっ…と……好きじゃ…ないですね…。｣
｢…俺と一緒だ。｣
そう言ってクシャッと笑う。
何でここにいるのとか、何で私に話しかけたのとか…。
聞きたいことが山ほどあった。
今ではぜーんぶ知っている。
Aを見て一目惚れしたから話しかけた事とかは、随分可愛いなぁと馬鹿にしたものだ。
今、そいつは私の隣にいる。
｢なぁA。雪、好き？｣
｢……勿論。将暉と会えた、大事な雪だから。｣
今は凄く、雪が好きだ。
───────────
雪が降ったので、雪小説です☃
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泉美 - 何度も続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 また同じく【間宮祥太朗】のここの台詞 ｢わかったよ祥太郎 笑 祥太郎も修学旅行？｣ これも正しくは祥太朗ではないんでしょうか？ (2021年4月11日 1時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
泉美 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 同じく【間宮祥太朗】のここの部分 そう言うと、ぎゅうっと大きな頭体で抱きしめてきた。 これ正しくは大きな図体でではないんでしょうか？ (2021年4月11日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
泉美 - また続けてのコメントですみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが...。 【間宮祥太朗】のここの部分 祥太郎………？もしかして…祥太郎なの？｣ これ正しくは祥太朗ではないんでしょうか？ (2021年4月11日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
泉美 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは男の子の顔をではないんでしょうか？ 告白して来たのは男の子ですよね？ (2021年4月11日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
泉美 - こんばんは(*^^*) お久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 【竹内涼真】ページ10のここの部分 そう言って最後の最後まで口説き文句を言ってしまう。 言ったあとに、｢あ｣となって女の子の顔を見るとメロメロになっている事が多々あるのだ。 (2021年4月11日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅーぽむ
| 作成日時：2018年1月24日 22時
