水面下での出来事 ページ43
相葉「なんで今日はみんなで回るの？」
A「今日は早く終わらせるのよ。」
櫻井「たまにはいいだろ？」
そう言いながら左端にある音楽室に向かった。
櫻井「なんか聞こえるな。」
A「泣き声？」
あの時の女の子？目安箱は何も無かった。
ここに来るまでに階段で男性教師とすれ違った。生徒はいない。まさか教師がいじめを？
いや、それは無い。
A「開けるわよ？」
ガチャと開けるとあの時の女の子がしくしく泣いていた。
櫻井「生徒会です。なぜ泣いてるのか理由を聞かせて貰えますか？」
女子生徒「あ……えっと……歌を聴いてました……。」
櫻井「嘘をつくならもっとましな嘘をついた方がいいですよ。目が動揺を隠せてませんよ。」
A「もしかして……だけど。教師と何かあったりした？」
相葉「あー！すれ違った高橋先生！！」
相葉が名前を出した途端彼女はビクッとした。
ビンゴね。何をされたか……。聞く必要がある。
A「何をされたの？この前も泣いていたわね。話しなさい？」
女子生徒「あの……強制的に……。本当は勉強を見てくれるって言ってたのに……！あの……！！！私は……！」
そう言ってまた泣き出してしまった。
なるほど。生徒と教師間では何も出来ない。
教師に点数を下げることは学園長のみに決定権がある。証拠さえ掴めばこっちのもの。
音楽室をこの子達が利用しているのは合唱部が使っていない月曜日と木曜日。次はきっとテスト明け。
A「テスト中に約束は？」
静かに首を振った。背中を相葉が優しく摩ってる。
櫻井「とりあえずもう帰れ。どうにかしよう。約束する。」
女子生徒は帰っていった。
見回りを終え生徒会室に戻ると点数を減らしたことを示す名簿を見ていた。
A「何かあったの？」
二宮「Fクラスでいじめです。まぁ常習犯でしたのでそこまで本人気にしてなかったですけど次やったら停学ですね。」
大野「さっさと帰れると思ったのに。」
大野はほっぺをプクッとしながら記入していた。
櫻井「こっちも色々あったよ。もう、これからは見回りは皆で行こう。1人はダメだ。見落とすかもしれない。」
留守番していた松本もコクコクと首を縦にふった。
A「テスト明けの来週の月曜日は私と櫻井、相葉はまたこっち側を見るわ。3人で向こう側みて。みんなストレスが溜まってると思うの。ここ2日は注意しましょう。」
櫻井「さあ帰ろう。」
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るーちゃぴ(プロフ) - 楓＠悠生さん» ありがとうございます。楓様もお体に気をつけて楽しんで頂けたら幸いです。 (2021年11月15日 8時) (
レス) id: 9a982c6c49 (このIDを非表示/違反報告)
楓＠悠生(プロフ) - 初めまして、こんばんは！ 副会長の、Twitterをフォローさせて頂きました！ コロナが終息するには時間がかかるかと思いますが、お体に気をつけながら頑張ってください！応援してます！ (2021年11月14日 23時) (レス) @page33 id: 604f18d061 (このIDを非表示/違反報告)
るーちゃぴ(プロフ) - 安珠さん» ありがとうございます。頑張りますのでこれからも楽しんで頂けると幸いです。 (2021年11月10日 22時) (レス) id: 9a982c6c49 (このIDを非表示/違反報告)
安珠(プロフ) - これからも頑張ってください！ (2021年11月10日 21時) (レス) @page27 id: e6fa8237bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るーちゃぴ | 作成日時：2021年11月6日 9時
