箱入り娘は恋をする【ars】【ss】 (ページ39)

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愛されたい？ページ39

しばらく部屋の外で待っていたらニノの声がした。

二宮「会長どうぞ〜！！」

ガチャと中に入るとわぁっとまーちゃんが言い
くりくりなお目目でこちらを見る松潤
ふーんとあまり興味無さそうな
目を大きく開きこちらを見ている翔

A「……何か言って欲しいのだけど」

相葉「可愛いね！会長！」

松本「似合うよ！」

可愛い1年生に可愛いって言って貰えた。

大野「こりゃ翔ちゃん好みだな」

バレてた。

櫻井「…うん…似合ってる。」

二宮「最初からそうストレートに言っとけばいいんですよ。何意地張っているのか…しかも会長相手に。無駄ですよ」

A「ちょっと？どういう意味？」

二宮「会長にはストレートに伝えなきゃ伝わらないってことです。」

A「分かるわよそれくらい……。ほら、トランプとかやりましょう？」

相葉「あ！やるー！！」

松本「ババ抜きする？」

大野「それ、負け決まって俺じゃん。」

櫻井「ほらニノも会長もやろ。おいで。」

ほら、こっちを見つめるあの優しい目がいやだ。きゅんきゅんする。

不意に執事の言葉が脳内によぎった。

執事「親からの愛情は何よりも成長過程では必要なものです。なかったら発達障害にも繋がると言われています。また、愛情を貰えなかった子供は愛情欲しさに恋愛に走ったりしてどうにかして愛情を満たそうとするのですよ。」

私は翔に愛情を欲してる？
私も恋愛をしたいだけ？
誰かに愛されたいだけ？
それは別に他の誰かでもいい……のかな…。