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「Aです」
「ん、あぁそうか……んっ？
はぁぁぁぁぁぁ！？！？」
「私と同じ反応しないでくれますか」
加えていた煙草を落としそうになる土方さん。私のツッコミに、体だけが戻ったことに気がついたようだった。
なにか悩むように唸る土方さんに、私と総悟は首をかしげた。というよりも、そろそろ下ろして欲しい。ポカポカとしか叩けないが総悟の胸を叩くと、よりいっそう腕に力がかかった気がした。
「仕事に支障はねぇのか？」
「いや、ありありですけど。この状態で仕事をやれと言うんですか？鬼ですね」
「溜まってるんだよ」
「あぁ、お相手がいないですもんね」
「そっちじゃねぇ！」
「あいてっ」
今のわたしは小学生くらいの見た目なのでさすがに殴られることはないと思ったが、普通に殴られた。しかも、パーじゃなくグーで。
また土方さんが私にお説教を始めようとしたのを見すえて沖田はため息を吐きながらも、話を遮ってくれた。ありがとう、感謝。
「それよりも、こんな体になっちまった原因を探さなきゃじゃないですかィ？」
「ん？あぁ……そうか」
なにか口に含んだか、と言われてもあまり昨日の記憶が無い。それを言うと次は本気で殴られそうなのでそっと口を抑えた。
「あぁ！！！薬飲みました！！」
「はぁ？なんでだ」
「いや、薬というか栄養ドリンク？食堂においてあって………」
馬鹿じゃねぇの、と上から言葉が降ってくる。ついでに、ぐっとほっぺを掴まれた。ぐりぐりと力を強めてくるもので、痛い痛いとべちべちとその手を叩く。
「まぁ、一日で治んだろ」
「放置パターンですか！よし、分かりました」
「……っえ、ちょ、A！？」
すっと沖田の腕からすり抜けぱたぱたと廊下を走っていく。副作用なんかも無さそうだし、もうこうなったらめいいっぱいいこの身体を楽しんでやろう。そう思い浮かんだのは、何故か山崎だった。
後ろから大きな声で追いかけてくる2人の気配がするが、負けじと私は廊下を素早く駆け抜けて行った。
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ゆうひ(プロフ) - マダヲさん» ありがとうございます〜！好みにドンピシャだなんて、書いていて本当に良かったです。狂愛、みたいなものも大好きでして…笑本当にありがとうございます〜！！！ (2019年4月5日 8時) (
レス) id: cee43a9737 (このIDを非表示/違反報告)
マダヲ - 初めまして。堕天使さんの作品から来ました。題名に惹かれて覗いてみたら、私の好みにドンピシャで、特にいっそ殺してしまおうかの最後とか、ゾッとして素敵でした。これからも応援しているので、頑張ってください（≧∇≦） (2019年4月5日 1時) (レス) id: ad70ae180d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうひ | 作成日時：2018年5月13日 1時
