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冬のお巡り ページ27

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外を見れば、だんだんと銀世界に色づいてきた大江戸。そんな中、今日も私はお仕事です。


「やっばい、さっむい」

「A、さっきかそれしか言ってねぇだろ」


さむいさむい、と言いながら私は自分の腕を抱きしめるようにしてさする。久しい総悟との見回りも寒さにしか意識はいかない。


「悪い人たちも攘夷浪士もこの寒さには勝てないよ。私たちと出会う前に終わっちゃうよ」


天候は誰も操れないなんて言うが、それは本当だと思う。夏は暑いし冬は寒いこの真っ黒な隊服。冬はコートを着れるがそれで寒さが防げるなんてことはない。


「あれ、総一郎君」


「あり、旦那ァ」


そんな中綿飴のような頭をした男に出会った。これはまた厄介なことに巻き込まれそうだと思い、抜き足差し足でこの場から去ることにしよう。そうしよう。


「ぐぇっ」

「……かえる?」


すると、旦那に首を掴まれた。息の限界を感じたので、私は仕方なく元の位置へ戻った。ぷぷっ、そう吹き出すように笑った総悟を私は許さない。そう誓ってため息を吐いた。

赤い宝石は君の色→←・



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ゆうひ(プロフ) - マダヲさん» ありがとうございます〜!好みにドンピシャだなんて、書いていて本当に良かったです。狂愛、みたいなものも大好きでして…笑本当にありがとうございます〜!!! (2019年4月5日 8時) (レス) id: cee43a9737 (このIDを非表示/違反報告)
マダヲ - 初めまして。堕天使さんの作品から来ました。題名に惹かれて覗いてみたら、私の好みにドンピシャで、特にいっそ殺してしまおうかの最後とか、ゾッとして素敵でした。これからも応援しているので、頑張ってください(≧∇≦) (2019年4月5日 1時) (レス) id: ad70ae180d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうひ | 作成日時:2018年5月13日 1時

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