尾崎さんとお話 ページ6
「っは…やっと着いた…。」
160の小柄といえ、一応男の人だ。中也さんは体術も優れているから筋肉もついているだろう。
と て も 重 い
ポートマフィアの本拠地入口に着くと尾崎さんに会った。
「中也さんを届けに来ました。」
「大変だったろう…。」
そう言って部下の人達に中也さんを任す。
「では、俺は帰らせて頂き…。」
「お主…結末をしておろう?」
「…。」
尾崎さんは少し睨みを利かした。
「あぁ!!時の世界という小説の結末の話!!俺がこの間尾崎さんに見せた本ですね?そりゃ知ってますよ、だって自分が執筆したんですもん!!あははっ!」
戯けると更に睨んだ。
「…もしヨコハマがどうなるか知ってたら…どうするんですか?」
「無理にでも吐かす。」
その声は本気だった。
「拷問ですか?嫌だなぁ…ドグラ・マグラで痛い程経験したし…それに…。」
俺は嗤う。
「…若しかしたら拷問される前に消してしまうかも…。」
「…お主も彼奴に…太宰に似たな。」
尾崎さんは何故か微笑む。
「それにお主は人を消すのは嫌じゃろう?」
「ありゃりゃ…バレてましたか。」
「お主の嗤いは恐怖は感じるが、殺気は感じられぬからな。」
「おわぁ、演技のお勉強しなきゃなぁ。」
もう一つ戯けた様に。
「却説、そろそろ帰らんと太宰の奴に心配される。」
「はぁい。では、尾崎さんさようなら!!」
俺はポートマフィアを後にした。
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舞華 - 物凄く面白いです! 私にしては珍しく泣きそうになりました。←知るか、ですよね。ごめんなさい。 更新期待しています! (2017年8月23日 22時) (レス) id: c608e0f4fb (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - 続きが気になります!更新頑張って下さい! (2017年8月12日 13時) (レス) id: 8ef45f8c23 (このIDを非表示/違反報告)
(~・д・)~ - めっちゃこの作品面白いです! 実は一章の最終話泣きましたw そのくらい見ごたえがあります! これからも頑張ってください!! (長文失礼しました…。) (2017年5月8日 23時) (レス) id: 4c2464909d (このIDを非表示/違反報告)
あらりぶ(プロフ) - お話面白かったです。更新頑張ってください! (2017年2月5日 17時) (レス) id: ddec9d4afe (このIDを非表示/違反報告)
明石(プロフ) - オリフラを外してください (2017年1月9日 12時) (レス) id: d2dad95824 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜野 空 | 作成日時:2016年12月29日 15時