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頭は間違うことがあっても ページ3

それから一週間が経った。

何もすることが無くて外を歩いているとQちゃんに会った。

「この間太宰さんのお友達に首絞められてたお姉さんだ!」

ソウダヨ…ウン…。

「初めまして、Aです!君は何してるの?」

「僕、とある人を探してるの!!」

まさか…とある人って…。

「お!みぃーつけたっ!!」

とQちゃんが話しかけたのは…

「ねぇ、おじさん僕を楽しませてよ。おじさん組合の人でしょ?」

やっぱりお前かーーーー!!!!!すごいトラウマレベルなやつううう!!!!

「楽しませる…?」

俺は遠くから見守った。

関わりたく無いけどQちゃん助けなきゃ…。

なんて思ったけど触手出してきてもう無理怖い。

そんなことを思っていたらQちゃんはもう異能力を発動していた。

「Qちゃんだめ!!そいつは!!」

近づこうとしたらQちゃんも怖くて近づけない。

もうやけになってQちゃんを抱きしめて庇った。




そして俺は気を失った。





気がつくと自分の身体は木の幹によって拘束されていた。

これは…怒りの葡萄か…。

隣には痛みに苦しんでるQちゃんが居た。

「やぁ、調子はどう?」

名前忘れたからお前のこと葡萄って呼ぶね。

「最悪だよ!!」

「痛い…僕の身体が…。」

俺の身体にもじわじわ痛みが来る。

だが、余裕の顔を見せるようにした。

「俺なんで拘束されてんの?」

「君は異能がコピーできるからかな。」

うわうぜえええええ。

「ほぉ…それで呪いの受信者を更に多くしようって訳か。」

「理解が早くて助かるよ。恨むんなら作戦参謀か其処の子を庇った自分を恨むんだな。」

「いやぁ俺にはあんな可愛い子を恨めないなぁ。あと俺は間違ったことなんてしてないと思ってるから自分も恨まない。」

「じゃあ誰を恨むんだい。」

「お前に決まってんだろ、葡萄君?」

俺はにこっと笑う。葡萄も笑顔を崩さない。

がっと木の根を踏んだ途端体中に激痛が走った。

「あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

Qちゃんの分を庇って痛みがほぼ此方に来ているため更に痛い

葡萄が何を言っているか全然分からない。

「Qちゃ…代わりに…俺がっ…。」

愛すよ。

そう言いたかった。だが痛みが強くって呂律が回らない。


痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

イタイ

痛い!!!!!!


助けて







太宰さん…

双つの黒 1→←ウェル・オブ・タイクーン 2



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舞華 - 物凄く面白いです! 私にしては珍しく泣きそうになりました。←知るか、ですよね。ごめんなさい。 更新期待しています! (2017年8月23日 22時) (レス) id: c608e0f4fb (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - 続きが気になります!更新頑張って下さい! (2017年8月12日 13時) (レス) id: 8ef45f8c23 (このIDを非表示/違反報告)
(~・д・)~ - めっちゃこの作品面白いです! 実は一章の最終話泣きましたw そのくらい見ごたえがあります! これからも頑張ってください!! (長文失礼しました…。) (2017年5月8日 23時) (レス) id: 4c2464909d (このIDを非表示/違反報告)
あらりぶ(プロフ) - お話面白かったです。更新頑張ってください! (2017年2月5日 17時) (レス) id: ddec9d4afe (このIDを非表示/違反報告)
明石(プロフ) - オリフラを外してください (2017年1月9日 12時) (レス) id: d2dad95824 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜野 空 | 作成日時:2016年12月29日 15時

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