三条少女の事件簿 2.0 ページ12
「君はどうしてそんなことするのかなぁ。」
一人の少年と探偵
「邪魔するな。」
「拙い…っ。」
親は刃を握らせて
人を殺せと教えしや
与謝野晶子 君死にたまふことなかれより
「乱歩さんが居なくなった!?」
国木田さんの言葉に驚き過ぎて俺は思考停止。
「あぁ。」
「どうしよう…あ、こういう時は乱歩さんに…って居なかったんだ!!」
「敦くん落ち着いて。」
俺はそう宥める。心の中では、お前はノン〇タイルの石〇かよと思っているが←
「どうしましょう…。」
「ここに、超推理出来る人居るじゃない。」
と焦ってる谷崎くんに太宰さんはそう言い、指した人物は…。
「え、俺!?」
「Aちゃん以外誰がいるの?」
そんな可愛くきょとんとされても無理だわ。
「えぇ…どうしろと。」
「なんかないの?超推理的なの。」
馬鹿なの死ぬの?
「超推理が異能じゃないのが知ってるでしょう?」
「頼む。」
社長まで…社長が言うんだから仕方ないよね…。
「わかりました…乱歩さんを探しましょう。」
「何時から居なくなったんですか?」
「昨日の夜の11時にはもう連絡が着かなくなっていた。」
国木田さんに乱歩さんの情報を聞く。
「どうして乱歩さんに連絡を?」
「乱歩さんが帽子の忘れ物をしていた。」
「なるほど…。」
ある程度聞き、俺は乱歩さんを探した。
「国木田さん、ちょっと手伝って下さい。」
「あぁ。」
「俺と手を繋いでください。」
「それなら太宰と…。」
いうと思った…。
「太宰さんとじゃ駄目なんですよ、それじゃ効力切れますし。」
国木田さんは納得した。
「いきますよ?」
静かに頷く。
異能力______醒夢
異能を使った途端体に力が抜け、意識が遠のいた。
「三条!?」
国木田は三条の手を離そうとした。
「国木田くん、手を絶対に離さないで。」
「何故だ。」
「手を離したら現実に戻れないよ。彼女は多分、乱歩さんの意識に入ったから。」
太宰が説明する。
「大丈夫なんですか?」
「危険だよ…。」
「え!?」
「国木田くんが手を離したらね。」
その言葉に国木田は三条の手を両手で握った。
「帰ってこい…A」
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舞華 - 物凄く面白いです! 私にしては珍しく泣きそうになりました。←知るか、ですよね。ごめんなさい。 更新期待しています! (2017年8月23日 22時) (レス) id: c608e0f4fb (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - 続きが気になります!更新頑張って下さい! (2017年8月12日 13時) (レス) id: 8ef45f8c23 (このIDを非表示/違反報告)
(~・д・)~ - めっちゃこの作品面白いです! 実は一章の最終話泣きましたw そのくらい見ごたえがあります! これからも頑張ってください!! (長文失礼しました…。) (2017年5月8日 23時) (レス) id: 4c2464909d (このIDを非表示/違反報告)
あらりぶ(プロフ) - お話面白かったです。更新頑張ってください! (2017年2月5日 17時) (レス) id: ddec9d4afe (このIDを非表示/違反報告)
明石(プロフ) - オリフラを外してください (2017年1月9日 12時) (レス) id: d2dad95824 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜野 空 | 作成日時:2016年12月29日 15時