私を救ってくれたのは

さんじゅうなな ページ38

Asaid


お昼ご飯のために買ってきた材料を手際良く調理していく
今日はねオムライスを作る予定だよ。上手くご飯を包めるか心配、久しぶりに作るし


先生「Aちゃんってよく料理するの？」

A「前はよく料理してましたよ！」

夏樹「Aのご飯めっちゃ美味しいから楽しみにしておいてね」

先生「わかった。めっちゃ楽しみにしておく!!」

A「お兄ちゃんハードルあげないでよっ！」

夏樹「美味しいからいいじゃん」


楽しくお話をしながら料理をした。
先生の最近あった話を聞いてたらお兄ちゃんの分の卵を焦がしちゃったのは内緒ね


A「出来たよー！」

夏樹・先生「わぁーい」

A「美味しいかな…」

夏樹「平気だよ！それよりケチャップで『なつき』って書いて欲しいなぁ」

A「えっ！」

先生「じゃ俺もー！」

A「えぇ!!先生にも『なつき』って書くんですか？」

先生「違う違うwwwごめんね伝え方が悪かった」

A「でも『リモーネ先生』だと長いから先生でもいいですか？」

先生「全然いいよ。やった」


お兄ちゃんのオムライスに

なつき

と書いた。


先生のオムライスには大きく

先生♡

と書いた


夏樹「なんで俺に♡なくて先生にはあるの！？」

A「先生って2文字だからさ」

先生「Aちゃからのハート頂いちゃいました」

夏樹「A、♡くれてもいいんだよ？」イケボ

A「そんなイケボで言われたら書かないとじゃん！」


なつきと書いた周りにたくさんの小さなハートを書いてあげた。
すると先生が私のオムライスに何か書いてくれるっぽい


先生「何書こっかなー」

夏樹「俺も書くー！」

A「何書いてもいいけど早くしないと冷めちゃうよ」

先生「大好きって書く」

そう言って私のオムライスに大きく『大好き』と書いた。
めっちゃ照れるんだけど…先生の字が


夏樹「俺が書きたかった！｣

先生「早い者勝ちですぅ」

夏樹「その上から書き換えてやる」


そう言ってその上から『愛してる』と書かれた
画数多すぎだし、先生とお兄ちゃんのとのがごちゃごちゃになってもはや読めない。


A「ねぇ、私のオムライスケチャップだらけなんだけど……」

先生・夏樹「ｯ!!ごめん」

A「私がトマト嫌いだったらどうするの？まぁ、いいや」

夏樹「早く食べないと冷めちゃうよ！」

A「誰のせいで冷めたんですか？」

先生「誰だろね〜、よし食べよ。」

全員「いただきまーす」

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