phantom thief Story 〜貴女はどの怪盗に奪われますか？〜

妹っぽい感じのお嬢様(キザな怪盗 雪夜狐様 リク) ページ27

「あ、お兄ちゃん
買い物付き合って？」



……先に言っておこう
A様とは血がつながった兄妹ではない
ただ、小さいころからそばにいたせいか…
年も私のほうが上だから。ということもあるのだろう

いつの間にか…「お兄ちゃん……ダメ？」…お兄ちゃんと呼ばれるようになった



「いえ、ダメなわけありません。喜んで買い物お付き合いいたしますよ」




本当！？じゃあ、行こう！ってはしゃぎながら私の腕に抱き着いてくる。
はたから見たらどう見えるのだろう？
仲の良い兄と妹？






……それとも…恋人なのだろうか。








できれば後者のほうが私的には嬉しいのだが。
そばにくっついてくる彼女を見て、ふと思った。






A様、貴女は知らないと思いますが
私は、貴女のことを妹と思ったことはありません。
愛すべき……一人の美しい女性と思っております。









…いつか言える日は来るのだろうか。
そんなことを思いながら彼女とともに街に向かって歩き出した。





〈妹っぽいお嬢様になったかな…？
お兄ちゃんと呼ばれてうれしい反面、男として見られてないのかと複雑な感じですねー
まぁ、悩め悩め。恋に悩みはつきものだ。ということでw

雪夜狐様、リクありがとうございました！！〉

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