せめて今日だけは消えないで3 ~fin~ 【ARS】 (ページ12)

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潤side

結局家に帰るまで俺たちが危惧していたような騒ぎになるようなことはなかった。

人が少ない場所を選んで歩いたのもあったけど、道行く人が気付かないふりをしていてくれたんだと思う。

和「わぁー、きれい」

道を歩いていると花屋さんを見つけた。

見ると『薔薇の専門店』と書いてある。

翔「ほんとだ、普段この道通らないから知らなかったな」

雅「薔薇かぁ〜、入ってみる？」

和「うん」

幸い店内に他のお客さんはおらず、ゆっくり見ることができそうだ。

智「いろんな種類があるんだね」

雅「虹色の薔薇まであるよ！」

翔「すごいな、どうやって作ってるんだろ」

店内にはたくさんの色や種類の薔薇があって見飽きない。

せっかくだから、買って帰ることになった。

智「俺、これにする」

リーダーが手に取ったのは青色の薔薇。

うん、リーダーによく似合ってる。

雅「じゃあ俺はこれ〜」

相葉くんは緑色の薔薇。

薔薇って緑色もあるんだな。

和「二人ともメンバーカラーじゃん」

翔「ほんとだ、じゃあ俺も赤にしよっと」

和「じゃあ俺は黄色ー」

じゃあ俺は紫か。

紫の薔薇のコーナーに行って気に入った形の薔薇を1本選んだ。

1人1本、計5本の薔薇を買った。

和「うん、いい感じ」

潤「なんか俺たちみたいだな」

家に帰って花瓶に生けた。

色はバラバラだけど5本揃ってきれいに咲いている。